NHK大河ドラマ『真田丸』のラッピング列車が15日から大阪環状線でも運行開始される。これに先立ち、14日に大阪市内で同列車の報道公開が実施された。

大阪環状線201系『真田丸』ラッピング列車の報道公開が行われた

『真田丸』の主人公、真田信繁(幸村)は九度山(和歌山県)に14年間住んだ後、大坂城に入城。大坂の陣でその名を知らしめることになる。今後のドラマの舞台となることから、JR西日本は真田信繁(幸村)ゆかりの地を走る和歌山線・大阪環状線に、大河ドラマのメインビジュアルなどをデザインしたラッピング列車を導入することに。和歌山線では3月1日から、105系2両編成によるラッピング列車が運行開始されている。

『真田丸』ラッピング列車と従来の塗装の大阪環状線201系が並ぶ

大阪環状線のラッピング列車は201系8両編成を使用。1・2・7・8号車は『真田丸』のメインビジュアルに合わせたデザインとなり、車体前面に六文銭と「真田丸」の題字、車体側面に堺雅人さん演じる真田信繁(幸村)などがデザインされた。

3~6号車で『真田丸』の舞台が紹介され、3号車「真田信繁(幸村)の兄、信幸が治めた長野・松代」、4号車「激動の戦国時代を生き抜いた真田家のふるさと、長野・上田」では、大阪から長野への交通手段として、北陸新幹線と特急「サンダーバード」もPRされていた。5号車は「真田信繁(幸村)が智勇を尽くした最後の戦いの地、大阪」、6号車は「真田信繁(幸村)再起の地、和歌山(九度山・高野山)」のラッピングが施された。なお、ラッピング列車の内装については、大きな変更はないとのことだった。

このラッピング列車は3月15日以降、大阪環状線を中心に運行される予定。和歌山線に導入されたラッピング列車と同様、運行期間は12月までの予定となっている。