東京急行電鉄は3月26日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。みなとみらい線から東急東横線・東京メトロ副都心線を経由して東武東上線・西武線へ直通する速達列車の愛称が「Fライナー」となるのをはじめ、東急線全線でダイヤ改正が行われる。

東急東横線内は特急として運転される直通列車の愛称が「Fライナー」に

「Fライナー」は土休日の早朝を除き、おおむね15分間隔で運転。東武東上線内での急行運転も開始され、森林公園~元町・中華街間の所要時間が最大11分短縮される。

池上線では朝ラッシュ時間帯や夜間帯の増発により、輸送力を強化。終電時刻の見直しも行い、下りは五反田発蒲田行の最終電車の時刻を現行の五反田駅0時12分発から同駅0時27分発に、五反田発雪が谷大塚行最終電車の発車時刻を五反田駅0時37分発から同駅0時46分発に、それぞれ繰り下げる。上りも蒲田発五反田行の最終電車の発車時刻を現行の蒲田駅0時10分発から同駅0時26分発へ繰り下げる。

田園都市線では中央林間発の上り初電の発車時刻を見直し、平日・土休日ともに現行の中央林間駅5時12分発から同駅5時5分発へ繰り上げる。あわせて終電時刻の繰下げも行う。平日の一部列車の種別変更も行い、朝ラッシュピーク後の上り準急1本を急行に、渋谷駅7・9時台発の下り急行各1本を準急に、渋谷駅16時以降着の上り急行13本、各停1本を準急にそれぞれ変更する。

その他、各路線で運転区間の延長や初・終電時刻の見直し、朝ラッシュのピーク前後や夕刻・夜間の増発などを行い、利便性向上を図る。ダイヤ改正の詳しい内容は、3月19日から東急線各駅で発売する冊子タイプの「東急線電車時刻表」にも記載される。