日本法規情報はこのほど、同社運営サイトの利用者1,052人(男性505人、女性545人)を対象に実施した「男女間格差に関する調査レポート」の結果を発表した。調査期間は2015年12年5日~31日。
約8割の女性が「男性優位」と回答
男性に日本の男女間格差についてどう思うか尋ねたところ、「男性優位」(24%)、「少し男性優位」(39%)を合わせた63%が、男性の方が優位であると回答した。「女性優位」という回答は15%だった。
次に女性を対象に日本の男女間格差について聞くと、42%が「男性優位」、36%が「少し男性優位」と回答し、78%が男性の方が優位と感じていることがわかった。「女性優位」という回答はわずか4%に留まった。
女性に、男女差別を受けたことはあるか聞いたところ、約3人に2人に該当する350人が男女間格差を感じたことがあると回答した。誰から受けたか尋ねると、最も多いのは「職場関係者」で、次いで「家族・親戚」「面識のない人」「お店の店員やスタッフ」となっている。
男性に、女性に男女差別に当てはまる言動を誰かにしてしまった経験はあるか聞くと、72%が「ない」と回答した。前項の男女差別を経験したことがある女性の割合との乖離がみられることから、男女間格差を感じさせる行動を男性が無意識にとってしまっている可能性がある。
「男女差別に当てはまる言動をしてしまった」と回答した男性に、誰に対してしてしまったか尋ねると「職場関係者」が最も多かった。