Q.配偶者が「専業主婦(または主夫)になりたい」と言ったらOKしますか?

「いいえ」と答えた男性の意見

■家計が苦しくなるから
・「今は所得的に無理」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)
・「お金がつらいので働いてほしいから」(33歳男性/電機/技術職)
・「収入が足りないので」(50歳以上男性/自動車関連/事務系専門職)
・「自分の年収がそこまで高くないので共働きでないと生活が維持できないから」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)

■理由はないけど……
・「なんとなく」(23歳男性/金融・証券/営業職)
・「駄目だから」(28歳男性/金融・証券/営業職)
・「理由はない」(22歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「それはあかん」(24歳男性/情報・IT/営業職)

■できるだけ外に出てほしい
・「外に出てもらいたいから」(35歳男性/情報・IT/営業職)
・「外の世界を知ってほしい」(25歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「できる限り外で働いてもらいたいから」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)

■子どもがいるから
・「子どもがいる」(50歳以上男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「子どもの学費が高すぎで無理だから」(48歳男性/ソフトウェア/経営・コンサルタント系)
・「子どもがすべて大学を卒業すれば考えますが、老後の蓄えを作ることも必要なので迷います」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)

■その他
・「うらやましいので」(29歳男性/電機/技術職)
・「楽はさせられない」(38歳男性/情報・IT/技術職)
・「今までの生活が変わってしまう」(50歳以上男性/医療・福祉/専門職)

「いいえ」と答えた女性の意見

■経済的に無理
・「金銭的にちょっと困る、かなりギリギリの生活になってしまう」(24歳女性/食品・飲料/専門職)
・「生活できませんよと諭す」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「私が稼げる額なんでたかが知れてるので無理」(38歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「世帯年収が減ってしまうから、自分の稼ぎだけだと定年まで働けないリスクを解消できなさそうだから」(32歳女性/小売店/事務系専門職)

■働きたくないから
・「自分が仕事を辞めたいので」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「自分が働くのが嫌いなので」(27歳女性/小売店/営業職)
・「私が働きたくないので」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「自分が大黒柱になりたくない、生活のために仕事したくない」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)

■夫には無理
・「家事を完璧にやるのは無理だと思うし、自分が働き続けるのはつらいので」(29歳女性/医療・福祉/専門職)
・「家事に専念とかできなさそうだし、私のお給料だけでやっていけるとは思えないから」(33歳女性/電機/技術職)
・「夫は掃除が苦手なので、専業になっても部屋が散らかってそうだから」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

■恥ずかしいから
・「男が専業主夫をするのはなんだか恥ずかしいです」(31歳女性/その他/その他)
・「男性がすることじゃない」(30歳女性/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
・「かっこ悪くて友達にも言えません」(24歳女性/医療・福祉/秘書・アシスタント職)

■その他
・「甘えるなと思う」(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「夫が専業主夫になると妊娠出産ができなくなるから」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「何をしたいのか納得させられるまでは認めない」(28歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「大手企業に勤めてるから辞めないで!」(31歳女性/医薬品・化粧品/営業職)

■総評
夫が「専業主夫になりたい」と言ったら「OKする」と答えた女性は、わずか13.0%だった。やはり経済面での不安が大きく、「私では養えない」「旦那の稼ぎがないと困窮してしまう」といった意見が多く寄せられた。共働きとはいえ家計を支えているのは夫の収入であり、妻の収入は補助程度という場合が多いようだ。

また、「夫に家事は無理」だという意見も寄せられた。夫が専業主夫になれば「ぐーたらの毎日になるに決まっている」とのこと。夫の性格や家事が苦手なことを分かっているだけに、安易に賛成はできないようだ。

続いて、男性たちに「妻が専業主婦になりたいと言ったらOKしますか?」と質問したところ、55.0%が「はい」と回答。専業主婦に対し好意的な男性が多いことが分かった。

「妻の希望を尊重する」という理解ある男性が多く、「妻の好きなようにさせてあげたい」「嫁の希望をかなえてやりたい」といった妻への愛に溢れるコメントが寄せられた。妻が仕事を辞めれば当然世帯収入が下がるが、「自分が収入を高めることでカバーできる」「妻が働かなくてもなんとかなる」という頼もしい声も寄せられていた。

一方で、専業主婦反対派の男性も45.0%と少なくない。「家計が苦しくなる」という理由が多く、「せめて子どもが社会人になるまでは……」という声も多かった。不景気が続く昨今、仕方がないことなのかもしれない。他にも、「家にずっといられると面倒」「自分の趣味で使う分くらいは自分で稼いでもらいたい」といった意見が寄せられていた。

専業にも兼業にもそれぞれメリット、デメリットがあるもの。ライフスタイルや経済状況を考慮し、慎重に決定したいものである。

調査時期: 2015年11月9日~18日
調査対象: マイナビニュース会員(共働きの既婚者限定)
調査数: 男性100名 女性100名 合計200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません