Q.共働きの悪いところを教えてください。

最近お互いに仕事が忙しくて外食が多くなった。たまには家でゆっくり二人で食事したいなぁ……。今回は、マイナビニュース会員のうち共働きの既婚男女200名に、共働きの悪いところについて聞いてみた。

Q.共働きの悪いところを教えてください。

■余裕がなくなる
・「生活にゆとりがない」(38歳男性/情報・IT/技術職)
・「仕事が重なってしまったときのスケジュール調整がむずかしい」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「時間のやりくりが難しい」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「お互いに仕事が忙しくなると余裕がなくなるところ」(31歳女性/その他/その他)
・「ゆっくりすごせる時間が少ない」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「忙しくて生活に追われる」(28歳男女性/ソフトウェア/技術職)

■すれ違いが多くなる
・「お互いすれ違い気味になる」(33歳男性/電機/技術職)
・「コミュニケーションが減った」(38歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「休みが合わないことも多いので、なかなか一緒にでかけられない」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「生活時間が合わない時がある」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
・「会話が減る」(27歳女性/情報・IT/事務系専門職)
・「夫婦の時間が少なくなる」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)

■家事をする時間がない
・「家事がおろそかになること」(49歳男性/通信/事務系専門職)
・「掃除洗濯が雑になる」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「昼間誰もいないので、土日にまとめて行う家事が大変」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「家事が面倒でやらない日がある」(32歳女性/その他/事務系専門職)
・「家事をする時間がない」(41歳女性/情報・IT/技術職)

■子供と接する時間が減る
・「教育面のフォローがへり子供に大なり小なり悪い影響がでる」(29歳男性/電機/技術職)
・「子供が鍵っ子で寂しい思いをさせてしまうところ」(43歳男性/自動車関連/技術職)
・「子供と接する時間が減る」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「子供のことをちゃんとみてあげられているか、不安」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「子育てなどがおろそかになりがち」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)

■イライラ・不満がたまる
・「どちらかに家事が偏ると不満が出てくる」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)
・「妻が仕事に疲れてイライラして当たってくる」(32歳男性/通信/技術職)
・「両方疲れていると機嫌が悪くなることがある」(48歳男性/通信/技術職)
・「お互いが疲れてしまうので、ちょっとしたことでイラつくこともある」(37歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「家事がはかどらず、平日はイライラすることが多い」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「仕事でイライラしていたら、夫婦そろって不機嫌な時がある」(29歳女性/金融・証券/営業職)

■負担が増える
・「家事もやらないといけないところ」(28歳男性/金融・証券/専門職)
・「家事の負担のストレスが増えたかもしれない」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「家事の負担がきつい」(37歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「子どもが熱を出したり、幼稚園や学校のイベント等が平日にあったりすると大変」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「毎日がくたくた、妻に負担が大きい」(29歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)

■その他
・「お金が貯まりにくい」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「家に不在の時間が多いので少し不安」(31歳男性/情報・IT/技術職)
・「エンゲル係数高め」(38歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「お金の管理にルーズになる」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「子供を作りにくい」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

■総評
共働きの悪いところについて質問したところ、男女共に最も多かったのが「時間の余裕がない」という回答で、3割近い人がこれを挙げていた。出勤前や帰宅後の限られた時間の中で、家事や育児などこなさなければならず、「忙しくて生活に追われる」「常にバタバタしている感じがする」「心の余裕がない」など、時間に追われて慌ただしい様子がうかがえる。「とにかく時間がない!!! 」という悲鳴にも似た叫びも寄せられた。時間に追われ心の余裕がなくなってくると、「ちょっとしたことでもイラつく」人も少なくないようだ。

お互いに仕事をしているので、休みが合わなかったり、生活リズムがずれてきたり、「すれ違いが多くなる」という点を問題視する人も多かった。夫婦で一緒に過ごす時間が減ると、必然的にコミュニケーション不足になり、「ぎくしゃくしてくる」との声も。 意思の疎通がはかれず、ささいなことでケンカになる場合もあるかもしれない。円満な家庭を築くためには、日常の何気ない会話も重要なポイントだろう。

また「掃除洗濯が雑になる」「家事が面倒でやらない日がある」「子供と接する時間が減る」など、家事や育児がおろそかになるという意見も目立った。「子供が鍵っ子で寂しい思いをさせてしまう」ことを心配する切ない親心も垣間見えた。

他にも、「家事の負担がきつい」、外食が多くなり「エンゲル係数が高め」「お金が貯まりにくい」という声も寄せられた。共働きは家計が潤う反面、お金の管理にルーズになるという落とし穴も。くれぐれも注意して財布のひもはしっかりしめたいところだ。

調査時期: 2015年11月9日~18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性100名 女性100名 合計200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません