ソニー生命保険はこのほど、「47都道府県別 生活意識調査2015」の結果を発表した。調査は11月9日~16日、全国の20歳~59歳の男女を対象にインターネットで行われ、2,350名(居住地×性別×年代区分がほぼ均等になるように抽出)の有効サンプルを集計した。
イクメンは「宮崎県」が1位!
各都道府県民の夫婦関係の特徴を探るため、全回答者を対象に夫婦関係(婚姻状況が未婚の人は自分の親、離別・死別の人は以前の状況について回答)について教えてもらったところ、「夫がよく家事に参加している都道府県」では「東京都」と「群馬県」が同率(48.0%)1位に。続く3位には、「岩手県」「三重県」「和歌山県」「宮崎県」の4県(いずれも44.0%)がランクインとなった。
また、「夫がよく子育てに参加している都道府県」の1位は「宮崎県(50.0%)」で、続く2位には「岩手県」「山梨県」「佐賀県」がランクイン。両方で高い順位を獲得したのは「岩手県」と「宮崎県」だった。
妻が強いのは「岐阜県」
次に、夫婦の力関係についてみると、「妻が財布のひもを握っている都道府県」の1位は「岐阜県」と「長崎県」(いずれも66.0%)だった。次いで「奈良県(64.0%)」「島根県(64.0%)」「京都府(62.0%)」「宮崎県(62.0%)」「山口県(60.0%)」「愛媛県(58.0%)」「熊本県(58.0%)」と続き、西日本の府県8つがTOP10入りする結果に。妻が家計を管理している家庭は、西日本に多いことがわかった。
「妻がケンカで勝つことが多い都道府県」でも1位は「岐阜県(50.0%)」だった。続く2位には「徳島県」「香川県」「愛媛県」「長野県」「秋田県」(いずれも44.0%)、8位には「富山県(38.0%)」がランクイン。四国から3県、北陸・甲信越から2県と、ケンカが起こった際に妻が勝利をおさめている家庭は、四国や北陸・甲信越に多いと言える結果となった。
おこづかいが多い地域、夫は「近畿」、妻は関東
続いて、1カ月のおこづかいを調べたところ、夫のおこづかいの平均額が最も高くなった地域は近畿で2万6,102円。反対に、最も低くなったのは東海で1万8,404円。妻が財布のひもを握っている都道府県で「岐阜県」が1位、「静岡県」が8位となり、東海が最も低い結果に。一方、妻のおこづかいの平均額が最も高くなった地域は関東で1万7,389円、最も低くなった地域は北海道・東北で9,837円だった。
また、夫と妻のおこづかいの差に注目すると、開きが大きかった地域は、北海道・東北(1万5,445円)、中国・四国(1万5,345円)、九州・沖縄(1万4,850円)で、いずれも1万5,000円前後の開きが見られた。