インヴァランスは3日、冬のボーナスシーズン到来を受け、「冬のボーナスに関する意識調査」の結果を発表した。
同調査は、2015年11月2日から11月12日までの期間、調査会社によるインターネット調査により、全国の20~59歳で冬のボーナスが支給された(される予定の)社会人の男女600名に対してアンケートを行った。
これによると、「今年の冬のボーナスに期待していますか?」と質問したところ、全体の57%が「期待していない」と回答し、冬のボーナスへの期待値が全体的に低いことが判明。希望支給額について質問したところ、希望支給額の平均は、約70万円だった。
希望支給額と年収との割合を質問したところ、「年収の5割」と回答した人が全体の11.7%であるのに対し、「年収の1割~2割」と回答した人が全体の76.5%という結果になったことから、「冬のボーナスの希望額は控えめである傾向が垣間見られる結果となった」(インヴァランス)。
また、パートナーのボーナスに関して「不満を持ったことがありますか?」と質問したところ、全体の約22%が「不満に感じている」と回答。満足だと感じている人の約2倍存在することが判明した。男女別にみると、女性の約26%、男性の約17%が「パートナーのボーナスに不満をもったことがある」と回答しており、「パートナーのボーナスに対する考えに、男女の違いが現れる結果となった」(同社)。
女性300人に対し、「パートナーに求めるボーナスの理想額を教えてください」と質問したところ、平均理想額は約92万円という結果になった。
さらに、「あなたは冬のボーナスが年明けの仕事のモチベーションに繋がると思いますか?」と質問したところ、全体の約65.7%が「そう思う」と回答。また、「あなたはボーナスが原因で離職(転職)したことがありますか?」と質問したところ、約14.8%の人が「ボーナスが理由で退社(転職)を実行、考えたことがある」と回答。「冬のボーナスが働く意欲に影響するという実情が浮き彫りとなった」(同)。
冬のボーナスの使い方に関して質問したところ、「貯蓄」と回答した人が約7割と最も多く、さらに「貯蓄の理由」について質問すると約85%が「将来のため」と回答しており、消費よりも貯蓄に使う傾向が高いことが判明した。