じぶん銀行は12月1日、「住宅ローン」の提供を開始した。住宅ローンの申込から契約の全てが、スマートフォンやパソコンにより、インターネット経由で完結する「住宅ローン」の提供は邦銀初(※1)という。
(※1:一般社団法人全国銀行協会の会員のうち、外国銀行を除く139行における住宅ローン契約までの手続き調査を実施。じぶん銀行調べ(2015年10月28日時点))
じぶん銀行の「住宅ローン」では、契約書の記入・捺印は不要で、申込・契約手続きはスマートフォンやパソコンにより、インターネット経由で完結する。これまでの住宅ローン契約で必要だった、契約書類の作成や、顧客と銀行との書類のやり取りが不要となるため、手続きにかかる時間を大幅に短縮する。
団体信用生命保険(通称、団信(※2))の申込・告知も、ネットで手続き可能(※3)。手続きをインターネット経由で完結させることにより、申込から契約まで、最短約10日で手続きできるという(※4)。
(※2:住宅ローン契約の顧客に万が一のことが発生した際に、生命保険会社が住宅ローン残高に相当する保険金を銀行に支払い、顧客に代わり、住宅ローンを返済する制度)
(※3:保険会社所定の健康診断結果証明書の提出が必要になるなど、書面などでの手続きが必要となる場合がある)
(※4:連帯保証人を立てる場合など契約内容によっては、契約書での手続きとなる場合がある。手続きの内容は顧客によって異なるため、約10日間での手続き完了を約束するものではない。また、住宅ローン契約に付随する、じぶん銀行指定の司法書士との抵当権設定に関する面談や決済手続きはネット手続きができない)
また、一般的に住宅ローンの申込は入力項目が多くなる傾向にあるが、じぶん銀行の「住宅ローン」では、申込途中での入力内容を、同行システムに一時保存する機能があるため、隙間時間を使って断続的に手続きできる。
団信の保障が充実している点も、じぶん銀行の「住宅ローン」の特徴。「がん50%保障団信」では、顧客が保険料を負担することなく、「がん」と診断確定されると、住宅ローン残高が半分になる。
その他のじぶん銀行の「住宅ローン」の特徴として、(1)「顧客の負担を軽減する『6つの「0円」』」、(2)「充実した団体信用生命保険」、(3)「複数の住宅ローンシミュレーター」がある。
(1)「顧客の負担を軽減する『6つの「0円」』」では、「一般団信」・「がん50%保障団信」の保険料、収入印紙代、一部繰上返済手数料、返済口座への資金移動(※5)のすべてが無料。また、保証付きローンではないため、保証料はかからない。
(※5:「定額自動入金サービス」を利用の場合)
また、(2)「充実した団体信用生命保険」として、「がん」診断確定により住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」以外にも、がんに加えて所定の10種類の生活習慣病を保障する「11疾病保障団信」など顧客のニーズにあわせて4つの団信プランを用意している。
(※:加入にあたっては、「被保険者のしおり」を必ず一読し、内容を十分に確認する必要がある)
(※:がん50%保障団信、がん100%保障団信、11疾病保障団信は、50歳までの顧客が申込みできる)
(※:がん100%保障団信、11疾病保障団信は住宅ローン金利の上乗せによる顧客負担がある。詳細は、じぶん銀行ウェブサイトを確認)
(※:がん50%保障団信、がん100%保障団信、11疾病保障団信のがん保障特約には責任開始日からその日を含めて90日間の免責期間が定められている)
(3)「複数の住宅ローンシミュレーター」では、希望の借入金額や現在の年収に基づいた借入可能額の目安や、現在のローン残高や借入金額に基づいた借換えメリットなどを、シミュレーションできる。
特に、借換えのシミュレーターでは、具体的な返済額の差額を一目で分かるように表示する。住宅ローンシミュレーターは、スマートフォンとパソコンのどちらからでも、簡単に、同様の操作で利用できるという。
なお、じぶん銀行では、住宅ローンの取扱開始に伴い、「住宅ローンスタートキャンペーン」を実施。2016年3月31日まで、当初期間引下げプランの固定金利特約2年もしくは固定金利特約3年を特別金利で提供する。
じぶん銀行は、今後とも顧客の多様なニーズへの対応および利便性向上のため、より一層商品やサービスの拡充に努めていくとしている。