京阪電気鉄道は12月5日始発から、京阪線深草~出町柳間で新型ATS(多情報連続式自動列車停止装置)の運用を開始する。

新型ATSのしくみ

現在使用しているATSは、列車が所定の速度を超えた状態で地上の2点間を通過した場合、非常ブレーキを作動して自動的に列車を停車させるしくみ。新型ATSは、地上装置から列車に伝送された情報と車上データベースが持つ情報にもとづき、列車の停止速度パターンを算出し、計算上の速度と実際の列車速度を常時比較しながら制御を行う方式となる。踏切やホームでの異常に対応する機能も搭載しているという。

今後、京阪線全線での導入に向け、引き続き工事を進める計画としている。