ドアや窓は面積が広いだけに、お部屋の雰囲気を左右する重要な要素。ちょっと手を加えて個性を持たせてあげれば、部屋全体の印象もガラリと変わってきます。ここでは、100円ショップで入手できる素材を上手に活用したステキなドアや窓の作例を紹介します。

簡単に作れる本物そっくりの格子風窓

真っ白い格子模様とオシャレなすりガラスがレトロモダンな内装にピッタリな窓。何の変哲もない普通の窓にRoomClipの人気ユーザー kaoさんが手を加えて作ったもの。窓ガラスの上にダイソーで購入した細い木の板を両面テープで固定して格子模様を作り、真ん中にはガラスシートを貼ってあります。板の表側だけでなく裏側も白く塗ってあるので外から見ても違和感なし。一見すると格子窓に見えるステキな窓のできあがりです!

こちらのリビングの窓も作り方は同じ。幅広の板の上に幅の狭い板を重ねて貼ることで立体感を持たせ、ヨーロッパの建物によくある鉄の窓枠風になっています。

たっぷりの黒ペンキでわざと塗りムラを作ることで、よりリアルを追求するのがkaoさんのこだわり。近くで見てもまるで本物のような重厚感!ちなみにもともとのサッシの色は白なので板の裏面には白色が塗ってあり、外から見ると白の格子窓に見えます。

「雑居ビルに入っている探偵事務所のドア」をイメージしたというこのリビングのドアもkaoさんが加工したもの。一般的なドアの上にベニヤ板を貼り、窓枠をはめ込んで作ったもので、窓部分の格子とガラスの模様は元からのストライプ状の古いモール柄窓の上にダイヤ柄の格子を組んで張ったもの。同じ格子を2つ作って、表と裏の格子がちょうど合うように工夫されています。しっかりポストまで付いているのがカワイイ!

せっかく見つけたイメージにピッタリのドアが一足違いで売り切れてしまい、「自分で作ろう!」と思い立ったことが製作の動機とのこと。さすがにこちらは簡単とは言えず、材料集めから完成まで約2週間かかったそうですが、時間をかけて好みにピッタリのものを作るのも楽しそうですね。

お伺いしたお宅は……

kao さん

部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip」の人気ユーザー。神奈川県在住。部屋作りのコンセプトはレトロモダンで、今も「新品の家をちょっと古い感じの家に変えていっている途中」なのだそう。年に数回、自宅でショップも開催中。


執筆:Yume
フリーライター。緑がいっぱいの東京下町でのんびり暮らしています。カメラ片手の街歩きや旅が趣味兼仕事、と言えるようになりたい。

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