一般社団法人日本産業カウンセラー協会は26日、「職場の悩み」に関する調査の結果を発表した。期間は、9月10日~12日。対象は、同協会が開設している「働く人の電話相談室」に相談した436名。
職場の悩み、1位は「人間関係」
相談内容を聞いたところ、「職場の悩み」が37.4%で最多となった。「職場の悩み」の内訳をみると、1位は「人間関係」(37.8%)だった。次いで、2位は「労働条件・待遇」(17.1%)、3位は「パワハラ」(16.0%)が上位にあがった。
ハラスメントの被害内容を聞いたところ、「後輩から言葉のハラスメント」「暴力を伴う上司からのハラスメント」「取引先の異性からのセクハラ」「仕事に関する不当評価」「退職強要」などのコメントが寄せられた。
相談経験の有無を聞くと、52%が「あり」と回答した。相談した経験のある人に、「悩みを相談する相手」を聞いたところ、1位は「公的機関」(22.3%)。2位は「同僚」(12.5%)、3位は「医者・産業医」(10.3%)となった。
相談者を雇用形態別にみると、「正規社員」の相談が21.8%(前年23.4pt減)、「非正規社員」の相談が28.0%(前年2.5pt増)だった。なかでも、女性の非正規社員からの相談が87名と最多となった。