エン・ジャパンは13日、「ミドルの転職後の年収」に関する調査の結果を発表した。対象は、同社サイトを利用する転職コンサルタント187名。期間は、9月4日~15日。
転職コンサルの65%、ミドル層は転職後に年収が「上がる方のほうが多い」と回答
ミドル層の転職において、「転職後に現在よりも年収が上がる方と下がる方ではどちらが多いか」を聞いた。「上がる方のほうが多い」と回答した割合は、「どちらかというと上がるケースが多い」(49%)、「上がるケースが多い」(16%)の計65%だった。
年収が上がる方は、どのような点を評価される傾向にあるかを質問したところ、1位は「専門スキル」(84%)だった。次いで、2位は「コミュニケーション能力」(41%)、3位は「リーダーシップ」(41%)となった。
さらに、職種別に見ると、51%で「経営・経営企画・事業企画系」が最多となった。次いで、「営業・マーケティング系」(45%)、「技術系(IT・Web・通信)」(24%)が上位に挙がった。
ミドル層の転職では、「どのようなケースにおいて転職後の年収が上がるースが多いか」を聞くと、1位は「日系企業から外資系企業への転職」(53%)だった。次いで、2位は「転職後に役職が上がる場合」(46%)、「業績好調な業界への転職の場合」(37%)と続いた。
一方、「転職することで年収が下がるケース」を聞くと、最多は「大手企業での経験者が中小企業へ転職する場合」(72%)だった。次いで、「前職での役職者が下のポジションへ転職する場合」(46%)、「外資系企業から日系企業への転職の場合」(44%)が上位となった。