パナソニックはこのほど、「夫婦の家事に対する意識調査」の結果を発表した。調査は8月29日~30日、30代~40代の既婚男女400名(男女各200名)を対象にインターネットで行われた。
妻7割が「夫がする家事の仕上がり」に不満
調査ではまず、「夫がする家事の仕上がりに不満を感じた事があるか」という質問を実施した結果、妻の69.2%が「とてもあてはまる(22.1%)」「ややあてはまる(47.1%)」と回答した。
では、どんな家事に不満を感じるのだろうか。「夫がやる気になったものの、結果的に雑で不満だった(イラッとした)家事」を教えてもらったところ、「食器洗い(28.4%)」がトップとなった。具体的には「夫が洗った全てのお皿に汚れが残っていたため、自分で洗い直した」(埼玉県/35歳/専業主婦)、「やたらと時間がかかり、水を出す時間が長く、水道代が気になって仕方ない」(神奈川県/35歳/専業主婦)、「食器洗いが終わった後に、飛び散った水滴を拭かないでそのままにすること」(大阪府/44歳/専業主婦)など、結果的に妻の二度手間になることや、水道代のムダに対する不満の声が多数寄せられた。
続いて多かったのは「洗濯(24.0%)」で、「洗濯物の干し方が雑で乾いたときにシワになる」(大阪府/42歳/パート・アルバイト)、「袖や裾が裏返っていても気づかずそのまま干している」(奈良県/35歳/専業主婦)とのこと。そのほか、「風呂掃除(13.9%)」や「部屋の掃除(13.0%)」に対する不満を挙げる人も多かった。
"夫の家事"に対する評価に男女差
次に、夫には「自身で行った家事の仕上がり」を、妻には「夫が行った家事の仕上がり」についてそれぞれ評価してもらったところ、夫の1位が「食器洗い(72.4点)」だったのに対し、妻の「夫の食器洗い」に対する評価は6位(67.18点)という結果に。また、「買い物(夫2位、妻4位)」や「洗濯(夫3位、妻7位)」についても妻の評価の方が低く、夫婦間で意識のギャップが明らかとなった。
妻6割が「夫と家事分担」よりも「便利家電」
最後に、夫に家事を任せてしまうと、結局自分の手間が増える事があるか尋ねたところ、66.8%の妻が「とてもあてはまる(24.5%)」「ややあてはまる(42.3%)」と回答した。
また、「夫と家事を分担するよりも、効率的に家事ができるような家電が欲しいと思うか」という質問に対しては、59.1 %があてはまる(「とてもあてはまる(17.8%)」「ややあてはまる(41.3%)」)と回答し、夫の"イラッと家事"を解消できるような家電に対するニーズが高い事がわかった。