イケア・ジャパンはこのほど、ストックホルム、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ベルリン、ムンバイ、上海、モスクワ、東京の9都市の18歳~60歳の男女合計約9,500名を対象に「食環境と食習慣に関する調査」を実施した。

普段の平日の食事について、当てはまるものを選んでください

1週間のうち、同じ食事をとる回数をたずねたところ、各都市平均では、夕食時では43%、昼食時では51%が1週間に数日以上同じ食事をとると回答している。一方、東京では、夕食時では14%、昼食時では32%と、同じ食事をとっている人が少ない結果となった。特に夕食においては、78%が1週間で同じ食事をとることはほとんどないと回答しており、東京の人々は、他の都市と比較して毎日違う食事をとる人が多い傾向にあることがわかった。

「新しい食事を試す事が楽しい」と感じているかをたずねたところ、全体平均68%に対して、東京ではわずか29%だった。一方、上海(78%)やストックホルム・ムンバイ(各72%)では7割を超えている。また、今後新しい食事を試したいと思っている人は全体の59%に対して東京は39%で、新しい食事に対して消極的であることが分かった。

新しい食事を試す事が楽しいですか?

「平日にどのくらい家で料理をするか」をたずねたところ、東京は31%が「平日に料理をする機会があまりない」と回答した。「平日に料理をする機会があまりない」の平均は12%で、その中で日本は最も高くなっている。平日に料理ができない理由で最も多かったのは「時間がない」(32%)だった。

「料理をすることが楽しいと感じているか」をたずねたところ、他都市は半数以上が「楽しいと回答しているのに対し、東京は32%だった。最も「料理をすることが楽しいと感じる」割合が高いのは上海(63%)で、東京のおよそ2倍となっている。

料理をすることが楽しいと感じますか?

生活に対する幸福度と「食」の楽しみ方の相関関係を聞くと、自身の人生を全体的に評価して「幸せだ」と感じている人は、全体平均で72%いるのに対して、東京は48%と半数を下回った。また、「食事をすることが楽しい」と回答した人の77.5%が自分の人生が幸せだと回答しており、食事を楽しめる人程、幸福度が高い傾向にある。

また、一人暮らしの人と、誰かと暮らしている人それぞれに、人と食事をする事についてたずねた。東京以外の8都市では、一人暮らしの人の方が「もっと誰かと食事をとりたい」と考えているのに対し、東京では誰かと暮らしている人の方が、その傾向が強い結果となった。

平日に家で誰かとどれ位の頻度で食事をしますか?

次に、他の人と一緒に料理をする経験について聞いた。その結果、1週間のうち1回以上誰かと一緒に料理をしている人は、全体平均52%に比べて、東京は30%と9都市中最も低い。他の人と一緒に料理をする事に対して、全体では52%が楽しいと回答しているのに対して、東京ではわずか20%となっている。

誰かと一緒に料理をする事をどれ位楽しんでいますか?