楽天リサーチはこのほど、「ビールに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は7月30日~31日、20代~60代の男女1,000人を対象にインターネット上で実施したもの。
まず、ビール系飲料(プレミアムビール・スタンダードビール・発泡酒・第三のビール)、ノンアルコールビールを「ほとんど毎日~1カ月に1度未満程度」の頻度で飲んでいる人に、購入の際に重視する点を尋ねた。
プレミアムビール、スタンダードビールを飲んでいる人は「おいしさ」を重視する割合(平均76.4%)が、発泡酒、第三のビール、ノンアルコールビールの3種(平均42.8%)と比べて高かった。
また、プレミアムビール、スタンダードビールにおいては、飲んでいるビールの「ブランド(銘柄)」に価値を感じて購入する人(平均10.1%)が、その他3種の飲料(平均4.6%)と比べると約2倍多かった。
発泡酒、第三のビールを飲む人が購入時に重視しているのは、「おいしさ」(平均42.7%)より「値段の安さ」(平均51.6%)であることが判明。一方、発泡酒、第三のビール、ノンアルコールビールを飲んでいる人は、プレミアムビール、スタンダードビールの2種を飲む人と比べ、「カロリーの低さ」など、健康に関する点を重視していることがわかった。
続いて、各種ビール系飲料やノンアルコールビールを購入する際に「おいしさ」を重視していると回答した人に、各飲料について好きな点を尋ねた。
プレミアムビールを飲む人に好きな点を聞いたところ、「コク」(35.9%)が最多となった。スタンダードビールでは、好きな点として「コク」(26.9%)や「キレ」(23.1%)と回答した人が多い。
発泡酒・第三のビールの好きな点で最も多かったのは、「喉ごしの良さ」(平均26.3%)だった。ノンアルコールビールにおいても、「喉ごしの良さ」(24.6%)を好きな点としてあげる人が最多となった。
最後に、「外食時に、アルコール飲料を提供している店で1杯目に何を注文することが多いか」を聞いたところ、約半数が「ビール」(44.9%)と回答した。性年代別に比較すると、30~60代の男性は、1杯目にビールを注文する人が各世代で60%を超えたのに対し、男性20代は49.0%と5割を切り、若年層のビール離れがうかがえる。