4. 会社勤めの方は会社のスケジューラと手帳のフォーマットを合わせる

仕事用の手帳を探している方は、会社のスケジューラをもう一度見てみましょう。会社のスケジューラがバーチカルタイプ(上から下へ縦に時間が流れていくタイプ)の方は、それに合わせてバーチカルの手帳を検討されるのをお勧めします。

左から右へ時間が流れているタイプのスケジューラを使っている方はレフト式などを選ばれるとよいでしょう。ここがずれてしまうと予定の流れを頭の中で統一しにくくなり、予定を確認する際、無意識のうちにタテとヨコを"変換"する作業が発生します。頭の中で時間の流れを統一し、余計な負担を減らすためにも会社のスケジューラと手帳のフォーマットは合わせておきましょう。

会社のスケジューラと手帳のフォーマットを合わせる

5. 手帳を選ぶための1年に2回のチャンスを逃さない

1月始まりで手帳を買ったらできるだけ早く使い始めてみましょう。そしてその手帳がもし自分に合わなければ、4月始まりでもういちど買い替えてしまうくらいの気持ちで手帳選びをしてみてください。手帳を選ぶ大きなチャンスは1月始まりと4月始まりの年に2回しかありませんので、手帳選びで迷ったら、迷った分全部買ってしまうのも一つの方法です。

私はどんどん試してみて最終的に合う1冊と1年間付き合えば良いと思います。たくさんの手帳を選べるタイミングは年に2回しかありませんので、後から「あの手帳を買っておけばよかった……」と後悔してもその手帳はすでに買えないこともあります。

「そうは言ってもお金がもったいないよ……」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、合わない手帳と1年間過ごすことほどもったいないことはありません。

6. 合わないと思ったらすぐに違う手帳を試してみる

新しい手帳を使ってみて合わないと思ったら、すぐに違う手帳を試してみることをおすすめします。これまで自分に合う手帳と出会えていない方は、どんどん手帳を使ってどんどん"乗り換え"をしてみてください。そうすることで手帳を選ぶ基準がよりブラッシュアップされて、いつの日か最高のパートナーと出会えるはずです。

7. 仕事が変われば買い直しも検討する

異動や転職など、仕事内容が変わるときは必ず手帳との付き合い方を再構築してください。今まで通りの使い方が必ずしもそのまま通用するとは限りません。逆に手帳との付き合い方を見直すと、新しい仕事がスムーズに進むことも。ぜひお試しください。

いかがでしょうか? ちょっと工夫するだけで手帳選びの質をグッと上げることができますし、悩む時間を減らして効率的な手帳探しをすることもできます。手帳売り場に出かける前にぜひチェックしてみてください!


たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。