保険クリニックはこのほど、就業女性を対象とした朝型勤務・ゆう活に関する調査結果を発表した。それによると、ゆう活では経済効果につながる活動より、1人または家族とゆっくりする人の方が多かった。

政府が推進する「ゆう活」、6割が"知らない"

勤務先は朝型勤務を導入しているかと尋ねたところ、94.6%が「していない」と答え、「している」は5.4%(27人)にとどまった。導入企業を業種別に見ると、「官公庁等」が6人で最も多く、次いで「製造業」が4人、「建設業」と「金融・保険業」が同数の3人となった。

朝型勤務の良い点は、「早く家に帰れる」「夜、自由に使える時間が増える」「電車などの交通機関が空いている」など。問題点は、「早起きが辛い」「結局、勤務時間が長くなる」「他社との勤務時間がずれてしまう」などが多かった。

朝型勤務と同時に推進されている「ゆう活」を知っている人は39.6%で、60.4%が知らないことが判明。ゆう活で何をしているか、または何をしたいか聞くと、「1人の時間を楽しむ」「家族と過ごす」「何もしていない、したくない」が圧倒的に多く、「スポーツ」や「習い事」などの回答は少なかった。

「ゆう活」は何かしていますか。または何をしたいですか。

朝型勤務(「ゆう活」)に賛成かどうかとの問いに対しては、「わからない」が49.6%、「賛成」が28.4%、「反対」が22.0%となった。

調査期間は2015年8月10~12日、調査方法はインターネット、有効回答は20~60歳の女性500人。