西友は25日、販売価格を6カ月間低価格で固定する「プライスロック」第1弾対象商品のうち、特にニーズの高い134品目について、価格固定期間を3~6カ月間延長すると発表した。また、27日より、同プログラムの第3弾として、303品目の食品・日用品を新規対象商品として選定し、全国347店舗と「SEIYU ドットコム」で販売する。

好調商品は期間延長や価格引き下げを実施

「プライスロック」は、最低6カ月間、対象商品を一切値上げせずに低価格で固定するというEDLP強化策のひとつ。2012年からウォルマート傘下の英国スーパーマーケット「ASDA(アズダ)」に導入され、好評を得ているという。

西友では、2015年3月より第1弾、5月末より第2弾を実施。対象品目の売上金額・数量はともに2桁増になるとともに、西友全社の2015年第2四半期(4~6月)の既存店前年売上比は5.5%増加した。また、同社が実施する競合店の価格差に関する調査によると、2015年4~6月の西友の価格は他店と比べて平均5.2%低く、前年同時期の4.1%から価格差はさらに拡大したという。

第1弾の期間延長商品は、バナナや豚肉などの生鮮食品や、飲料、調味料、ハムなどの加工品、および日用品など。今回の期間延長により、プログラム開始以降、低価格を最長1年間にわたり維持することとなる。

「プライスロック」期間延長商品の一部

同社は今後も、好調な「プライスロック」商品については、期間延長や価格引き下げなどを行うとしている。