東京糸井重里事務所は9月1日、「ほぼ日手帳2016」を発売する。2016年度版は、82のラインナップで展開する。

2016年版では82のラインナップが登場

12カ月のはじめのページにトビラページ

「ほぼ日(ほぼにち)手帳」は、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」のオリジナルグッズとして2001年に誕生した手帳で、2016年版で15周年を迎える。2015年版は55万部に到達し、LoFtの手帳部門では11年連続で売上ナンバーワンを記録した。

同商品は、文庫本サイズの「オリジナル」、A5サイズの「カズン」、ウォレットサイズの週間手帳「WEEKS」、英語版の「Hobonichi Planner」の全4種類。2015年版に登場して好評だった分冊版「avec〈アヴェク〉」は、2016年版でも引き続き、オリジナルとカズンの2つを販売する。

分冊版のavecが今年も登場

手帳本体は、毎年改良を重ねている。今年は、12カ月のはじめのページに、その月の記念日や目標、やりたいことなどをリストアップしておけるトビラページを用意した。海外の人からの「A5サイズの手帳を使いたい」という声を参考に、カズンの1日ページの曜日を英語で併記している。

12カ月のはじめのページにトビラページを用意

スーパーファミコン用ソフト「MOTHER2─ギーグの逆襲」のコラボレーションカバーとして2015年版で好評だった「MOTHER2Onett」に続き、2016年版では「MOTHER2サターンバレー」「MOTHER2CAST」「MOTHER2どせいさん」の3種類が登場。購入特典として、「おまけクリアブックマーク」が付く。

WEEKSには、新たな試みとして、岡崎京子さんのマンガをモチーフにしたデザインが登場。デザインは、2015年開催の「岡崎京子展」を手がけたコズフィッシュの祖父江慎さんと鯉沼恵一さんが手がけた。表紙は、「リバーズ・エッジ」の初版本のカバーに使われていた鉛筆画で、原画の汚れやノイズも積極的に活かしたものとなっている。

特典として、岡崎京子さんの物語集「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」からの一文を白で印刷したクリアカバーと、「ヘルタースケルター」のイラストが入った特製の下敷きが付く。価格は手帳本体+クリアカバー+下敷きのセットで3,000円。

岡崎京子リバーズ・エッジ

そのほかにも、多彩なアーティストやブランドとコラボレーションしたカバーも販売する。絵本作家ミロコマチコさん描きおろしの「赤いインドサイ」、イイダ傘店の「スクランブル」、デニムブランドBLUE BLUEの「INDIGO BOOK」、布芸展+弘前こぎん研究所の「こぎん刺し」カバーなど。

9月1日には、同商品発売に合わせて、写真家の川島小鳥さん撮影のショートムービーを公開する。ほぼ日手帳ユーザーを訪れ、手帳を使う様子や好きなことに没頭する姿、家族や友人と過ごす様子などを撮影した。コピーとナレーションは糸井重里氏が担当。映像、写真、音楽、すべてがオリジナルのムービーになっている。

価格は文庫本サイズの「オリジナル」はカバー&本体セットで3,500円、A5サイズの「カズン」はカバー&本体セットで6,000円、分冊タイプの「avec」は前期+後期セット・本体のみでオリジナル2,200円、カズン3,800円、週間タイプの「WEEKS」は本体のみ1,800円、英語版の「HobonichiPlanner」は本体のみで2,500円。

※価格はすべて税別