キャリアデザインセンターは、「会社選びの基準の変化」についての調査結果を発表した。調査は7月16日~21日に実施、対象は転職サイト「女の転職@type」の20代~30代女性会員およびWebマガジン「Woman type」読者270名。

67%が学生のころと現在では、会社選びで重視する点が変わったと回答

学生のころの就職活動時と現在で、会社を選ぶときに重視することは変わったか尋ねたところ、67.0%が「はい」と回答した。

学生のころの就職活動時と現在で、会社を選ぶときに重視することは変わりましたか?

学生時代に会社選びで重視していたポイントを尋ねたところ、1位は「仕事内容」、2位は「給料」だった。今、重視するポイントについて聞くと、1位は「給料」、2位は「仕事内容」と逆転している。

学生のころに会社選びで重視したことと、今、会社を選ぶときに重視すること

どういった理由で重視ポイントが変化したのか尋ねると、「学生のころは、とにかく給料よりもやりたいことができればいいと思っていた」など、仕事に対して期待が大きかったという意見が多かった。社会に出て生活していく中で、お金の重要性に気付いた人が増えていることが背景にあるようだ。

一方「学生のころは給与が多い職場を重視していたが、同僚や上司の人間関係が良くないと楽しく働けないと分かった」など職場環境を重視するようになったという意見もみられた。

また、結婚や出産といったライフイベントの変化の影響か、就活時は1割弱しか重視していなかった「ワークライフバランス」は、現在重視するポイントでは3割を超えている。