カウネットは30日、「おもてなしの際の飲み物」の調査結果を発表した。対象は、同社会員である全国の有職者499名。期間は7月2日~9日。

来客に紙コップ使用、もてなす側は「問題ある」「問題ない」で意見二分

「職場で来客に飲み物を提供しているか」を聞いたところ、86%が「はい」と回答した。また、職場で飲み物を提供していると回答した人に、提供する際「どのような食器を使用しているか」を聞くと、75.5%で「陶器」が最多となった。次いで「グラス」(57.6%)、「インサートカップ」(22.6%)、「紙コップ」(16.1%)だった。

さらに、職場で来客に飲み物を提供している人に、「飲み物を紙コップで提供することは『おもてなし』としてどのように感じるか」を聞いた。結果、「問題がある」が53%、「問題ない」が47%となり意見が二分した。

「企業や店舗等への訪問の際、紙コップで飲み物の提供を受けることは、『おもてなし』としてどのように感じますか?」(単数回答)

10年程前にはどのように感じていたかを聞いてみると、「問題あると思っていた」(38.1%)、「どちらかといえば、問題あると思っていた」(28.0%)、合わせて66%に上った。

一方、訪問先で飲み物の提供を受ける人に、「紙コップで飲み物の提供を受ける場合」も聞いたところ、「問題ないと思う」(46.4%)「どちらかといえば、問題ないと思う」(22.9%)、合わせて69.3%となった。理由には、「使い捨てで、衛生的だから」「おもてなしする側としては気になるが、もてなされる側になると気にならない」などの声が寄せられた。