ニッセンはこのほど、「男女の季節感」に関する調査結果を発表した。調査は7月1日~7日、同社が運営する「nissen もらえるネット」の会員を対象に行われ、530サンプルを得た。

男性44.7%、女性53.1%が「寒がり」

「あなたは寒がりですか、それとも暑がりですか? (男女別)」

「あなたは寒がりですか、それとも暑がりですか」と質問したところ、3割が「寒がり(29.6%)」と回答。「どちらかと言えば寒がり(21.3%)」と合わせると、全体の半数以上が「寒がり」であることがわかった。男女別では、「寒がり」「どちらかと言えば寒がり」という男性は44.7%だったのに対し、女性は53.1%と半数を超えた。女性の方がより寒がりだと感じていることが明らかとなった。

男性は、エアコンの設定温度が低め

「あなたが適温だと思うエアコンの設定温度は何度ですか?」

「あなたが適温だと思うエアコンの設定温度は何度ですか」と尋ねたところ、最も多かったのは「26度~27度(42.5%)」だった。次いで「24度~25度(25.5%)」「28度以上(12.1%)」と続き、多くの企業で推奨されている冷房28度設定について、適温だと思う人が少ないことが判明した。

男女別に見てみると、26度以上を適温だとする女性は半数以上(57.8%)だったのに対し、男性は44.7%と半数を下回った。さらに、25度以下が快適だと答えた人の割合は、男性の方が女性よりも8.3%多いことから、男性の方が女性よりも冷房の設定温度が低い方を好むことがうかがえる結果となった。

また、「エアコンの設定温度でパートナーとケンカになったことはありますか」という質問に対しては、35.7%の人が「ある」と回答。男女の温度感の差によっておよそ4割の人がケンカしたことがあることがわかった。

就寝時の暑さ対策は「扇風機」がトップ

「冷房を使い始める時期は?」

次に、冷房を使い始める時期について調べた結果、多い順に「7月(40.9%)」「6月(23.2%)」「冷房は使わない(12.6%)」となった。梅雨の影響で湿度が高く蒸し暑い時期に冷房を使い始める人が多い一方で、1年を通して冷房を使わない人も1割ほどいることがわかった。

「暑い時期、就寝時に何か利用していますか?」

続いて、暑い時期の就寝時にはどのような暑さ対策を行っているのか聞いたところ、「扇風機(46.0%)」が最も多く、次いで「窓を開ける(36.0%)」「冷房(31.7%)」という結果に。また、「冷却マット(12.8%)」や「氷枕(11.5%)」、「首まわりを冷やす冷却グッズ(9.4%)」といった電力を使わない冷却グッズを用いる人も割と多く、人それぞれの暑さ対策が見受けられた。