日本フードサービス協会は25日、2015年5月の外食産業市場動向調査の結果を発表した。それによると、5月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比0.8%増となり、3カ月ぶりに前年を上回った。

客数は同2.9%減と16カ月連続のマイナス、客単価は同3.8%増と25カ月連続のプラス。5月は、ゴールデンウィークを含む土日休日数が前年より多かったほか、全国的に気温が上昇したことなどから、ファミリーレストランやディナーレストランを中心に売上が好調に推移した。

業態別に見ると、ファーストフードの全体売上高は同3.0%減と、6カ月連続のマイナス。うち洋風の売上は異物混入問題の影響が残り、同10.9%減と大幅に落ち込んだ。全体の客数は同5.9%減、客単価は同3.1%増となった。

2015年5月度全店データ(出典:日本フードサービス協会Webサイト)

ファミリーレストランの全体売上高は同6.6%増と、25カ月連続のプラス。客数は同3.1%増、客単価は同3.4%増となった。

パブ・居酒屋の全体売上高は同7.3%減と、3カ月連続のマイナス。客数は同7.5%減、客単価は同0.2%増となった。

ディナーレストランの売上高は同8.3%増と、15カ月連続のプラス。客数は同4.5%増、客単価は同3.6%増となった。

喫茶の売上高は同2.5%増と、9カ月連続のプラス。客数は同0.4%減、客単価は同3.0%増となった。