46歳とは思えない美しさの水谷雅子さんの"体内年齢"は……

老化の原因物質とされる「AGE」の啓発活動を展開する「AGE 測定推進協会」は6月23日、都内にて「"AGEレスメニューフェア"オープニングイベント」を開催した。同イベントにはお笑いトリオ・ダチョウ倶楽部と、年齢を重ねるごとに美しさが増していく「美魔女」の水谷雅子さんが参加。体の老化度を見ることで"体内年齢"を測定したり、AGE予防メニューを試食したりした。

老化の原因物質と言われるAGE

AGE(Advanced Glycation End products: 終末糖化産物)とは、体内でたんぱく質と糖が結びついて作られる物質で、強い毒性を持ち老化を進める原因とされている。食事をすると血糖値が上がり、たんぱく質の糖化が進むのは誰にでも起こりうる現象だが、糖の濃度が下がらずに血糖値が高い状態が続くとAGEになってしまう。一度たんぱく質と糖が結びつきAGEに変わってしまうと、もう元に戻ることはない。

AGEについてしっかり学びたいと意気込んでいた

AGEの蓄積を促す原因としては「食生活」「肥満」「運動不足」「喫煙」「ストレス」などがある。また、AGEは加齢に伴い蓄積していく傾向がある。近年の研究では、見た目の老化は体内の老化と密接に関わっていると考えられるようになってきており、その値を測定することでいわば"体内年齢"を知ることができるAGEは、アンチエイジング分野において注目を浴びているという。

ゲストとして参加したダチョウ倶楽部(左から寺門ジモンさん、肥後克広さん、上島竜兵さん)

ただ、同イベントに参加した4人はAGEについて詳しく知らなかった様子。ダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広さんは、AGEの意味を問われると「最初は(メンバーの寺門)ジモン(さん)のことかと思った」とコメント。その理由として、AGEが「朝から 元気で イヤになる」の略語を意味しているからだとし、会場の笑いを誘った。美意識が高い女性の水谷さんも「あまり聞き慣れていない」と話し、AGEについてしっかりと学んでいく姿勢を見せていた。

体内年齢が最も若かったのは……

この日は、自身のAGE値を知ることができるAGE測定器が特別に用意されており、同イベントに参加した4人は、そろって興味津々で体内年齢の測定へ。現在、AGEは血液や皮膚からの組織採取などで測定できるが、AGE測定器は皮膚に光を当てるだけで1分ほどで計測することが可能だ。

ドキドキの体内年齢測定

その結果、寺門ジモンさんのみ体内年齢(47歳)が実年齢(52歳)を下回った。すなわち、実際の年齢よりも体内環境が良好で、体内の老化が進んでいないということになる。肥後さんと上島竜兵さんは、体内年齢がそれぞれ実年齢よりもプラス10歳(肥後さん62歳、上島さん64歳)、水谷さんは実年齢プラス5歳(51歳)という結果となった。

体内年齢が4人の中で最も若く、ドヤ顔の寺門さん(左から2人目)

この結果に、寺門さんは「やった! 」と第一声。普段からよくかんで食事をし、22時半には就寝、5時に起床してから運動するなど、かなり健康に気を遣っているだけに相当うれしかったようで、「この協会に入ろうと思います! 」と興奮冷めやらぬ様子だった。

水谷さんは、実際の年齢(46歳)よりも高い体内年齢が出た結果にショックを受けていた

睡眠時間を長くしたいと話していた

水谷さんは、5時間ほどしかない睡眠時間が体内年齢を上げてしまったようで、「ショック~」と残念そう。「今後は運動をするなどして、すぐに寝られるように努力します」と、よりよい生活習慣を取り入れるよう誓っていた。上島さんと肥後さんはたばこが原因と見られ、肥後さんは「まずはたばこをやめようかな」とポツリ。上島さんは寺門さんに"弟子入り"を志願していた。

「AGEレスメニュー」に舌鼓

そんな美容や健康の大敵・AGEをためないための食材や調理法によってつくられた「AGEレスメニュー」が、7月6日まで東京駅からほど近いレストラン「人人人(レンレンレン) 東京ビル TOKIA店」によって提供される。

全員が「AGEレスメニュー」に満足していた

メニューの一つである「豚スペアリブと冬瓜のスープ」(2~3人前: 税別1,600円)を試食した水谷さんは、「おいしいですね。(豚肉と冬瓜の)両方ともとろけますね」と感動の面持ち。普段から料理はするようだが、スペアリブを使ったスープは作ったことがないとのことで、「家でも入れてみたいです」と、自身のレシピとして取り入れたいと明かした。

実年齢と体内年齢の差に笑った人、泣いた人が一目瞭然

33歳の記者の体内年齢は……

同イベントでは、報道陣もAGE値を測定できたため、実年齢33歳の記者もトライ。普段から運動不足は自任しているが、果物・野菜を毎日必ず2食以上は摂(と)るようにし、脂っこい食事も控えている。そこそこの自信はあった。

AGE測定器なら、すぐに体内のAGE値とそれに基づいた体内年齢がわかる

「まぁ、実年齢プラス5歳ぐらいだろう」とちょっと余裕気味に計測してみたところ、体内年齢は51歳という衝撃の数値に……。AGE値は205で平均を超える"レッドゾーン"だった。AGEをためやすい原因とされる「運動不足」「ストレス」「睡眠不足」は確かに気になるところではあったが……。ちょっと深刻な数値に、正直かなり落ち込んだ。

AGEは運動や長時間睡眠など、一般的に「健康によい」とされている行動によって減らすことはできるが、同協会の勇史行研究員は「一番簡単に減らす方法は食事です」と解説する。勇研究員によると、ステーキやトーストなど加熱して焦げたものにはAGEが多く含まれているという。調理方法も、「生」や「蒸す」がお勧めとのことで、例えば鶏肉の場合、蒸すと生に比べてAGEは約2倍になるそうだが、焼くと7倍にも跳ね上がるという。

同協会では、AGEをためない食生活として3つのポイントを紹介しているので、インナービューティーが気になる人は実践してみるとよいだろう。

調理方法に気をつける

同じ食材でも調理法によってAGE値は異なる。AGEを増やさないためには、高温で揚げたりこんがり焼いたりするよりも、蒸す・ゆでる・煮るなどの調理法がよい。

食べる順番を意識する

食物繊維の多いものから先に食べると、血糖値の上昇が穏やかになり、体内でのAGE生成を抑制する効果が期待できるとのこと。野菜からたんぱく質、そして炭水化物という順番を意識することが大切だ。

アンチAGE食材を摂取する

体内でAGEを作りにくくする食材を摂取することも重要となる。野菜類でいえば、ブロッコリーやほうれん草、トマトが代表例。そのほか、納豆や山芋、豆類、海藻類、きのこ類などもよいとされている。

スペアリブと冬瓜のスープが優しくて旨すぎ!

「人人人 東京ビル TOKIA店」で提供されているAGEレスメニューなら、これらのポイントを押さえかつおいしい料理を手軽に堪能(たんのう)できる。

AGEレスメニュー

「豚スペアリブと冬瓜のスープ」(2~3人前: 税別1,600円)は、一言でいうと「やさしい味」だ

目でも楽しめるメニューが勢ぞろいだ

「黒豆・雑穀・根菜のサラダ 豆腐ドレッシング」(税別1,000円)は、雑穀や根菜の異なる食感と濃厚な豆腐のうま味が残っているドレッシングが楽しめる。豆類や雑穀は食後の血糖値の上昇が緩やかという特長もある。「豚スペアリブと冬瓜のスープ」は、あっさりと滋味あふれる薬膳スープが体にしみこんでいき、冬瓜とスペアリブも口の中でほろりと溶けていく。思わず目を閉じて、しみじみとかみしめてしまいたくなるほどのうまさだ。

「水餃子」(税別540円)は、あんの中に小松菜やニラなどの緑黄色野菜がたっぷり。AGE予防の観点から見れば、「焼きぎょうさ」よりも「水ぎょうざ」の方がよい。「小籠包」(税別800円)は想像以上に肉汁があふれ出てきてびっくり。AGE予防としてショウガを使っており、酢と一緒に食べることでその効果も増す。

全7品にもおよぶAGEレスメニューは、7月6日までの期間限定で同店にて提供される(提供時間は15~22時)。「体内年齢が気になる」「老けにくい体になりたい」などという人は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。