中部電力は22日、2015年7月より同社管内の全地域において、一般家庭などを対象にスマートメーターの設置を開始すると発表した。

同社は、2013年11月に発表したスマートメーターの導入計画に基づき、スマートメーターの調達など、導入に向けた取り組みを進めてきた。また、2014年10月より、同社管内の一部地域において、通信機能およびシステムなどの検証を目的として、一般家庭などを対象に約1万2,500台のスマートメーターの設置を実施していた。

今後は、現在設置しているメーターの検定有効期間満了時の取替や、新たな電気の使用などに併せて設置を行うなどして、2023年3月までに、同社管内の全ての利用者への設置完了を目指すという。

また、スマートメーターの全地域での設置開始に併せ、22日よりHEMS(住宅のエネルギーを管理・制御する機器)などを通じた電気使用状況の見える化を希望する利用者に対し、情報提供サービスの受付を開始する。

同社は、今後、スマートメーターの機能を活用し、柔軟な料金メニューの提案、利用者の効率的な電気の利用サポート、電気の使用状況の「見える化」など、顧客サービスの向上を進めていくとしている。