グランビスタ ホテル&リゾートの基幹施設である千葉県・鴨川シーワールドは、鴨川市の海岸で産卵されたアカウミガメの卵114個を保護したことを発表した。

アカウミガメの卵の保護活動

8月には子ガメが誕生

日本はアカウミガメの主要な産卵場所となっており、千葉県は毎年産卵にやってくる北限域にあたる。1回の産卵数は80個~140個ほどで、卵はピンポン玉に似ているという。

同施設では、2001年にウミガメ類展示施設「海亀の浜」が完成した。これに伴い、2002年からはふ化に適さない場所に産卵されたアカウミガメの卵の保護活動を行っている。

保護した卵は「海亀の浜」へ

今年は6月11日に産卵を確認した。高波により卵が流失する危険性があったため、当日の夕刻に「海亀の浜」へ保護収容した。今後、順調に進めば8月には体重15~20gほどの子ガメがふ化し、砂の中から這い出してくるという。

ウミガメの産卵は8月にかけて見られる。同施設は、今回と同様に保護を必要とする状況があれば引き続き保護活動を行っていく、としている。