電気事業連合会は12日、2015年5月の発受電電力量(速報、10社合計)が前年同月比3.0%減の649億8,000万キロワット時となり、5カ月連続で前年を下回ったと発表した。今5月はゴールデンウィークの影響で前年より土日祝日が2日多かったため、産業用の需要が減少したとみられる。
電源別に見ると、火力発電は発受電電力量全体が減少したことなどから、同9.8%減の433億7,000万キロワット時に縮小。一方、水力発電は出水率が前年同月を上回ったことなどにより、同16.5%増の68億3,000万キロワット時に拡大。太陽光発電などの新エネルギー等は同10.2%増の2億1,761万キロワット時に増加した。
原子力発電は全ての原子力発電所が稼働停止しているため、2013年10月以降20カ月連続でゼロとなった。
石炭消費量は319万4,309トン、重油消費量は76万2,092キロリットル、原油消費量は42万5,671キロリットル、液化天然ガス(LNG)消費量は399万1,315トンとなった。