上野動物園ではこのほど、ホッキョクグマの「イコロ」の公開を開始した。

おやつの入った氷を食べるホッキョクグマ「イコロ」 ※画像提供:公益財団法人東京動物園協会

毎日、16時30分まで公開中

「イコロ」は2008年12月9日生まれのオスで、2015年4月13日に北海道のおびひろ動物園から来園。名前は、アイヌ語で「宝物」を意味する。検疫(健康診断)後、同園の飼育展示施設に慣れるための練習を重ね、5月9日より基本的に毎日、夕方までホッキョクグマ舎の「陸の運動場」での公開をスタートした。

冷却用のミスト浴びる「イコロ」 ※画像提供:公益財団法人東京動物園協会

東京地方も気温の高い季節になったが、おやつ(好物の餌)を入れた氷を食べたり、冷房用のミストを浴びたりして、元気に過ごしている。窓際に来た時には体の大きさがよくわかり、迫力ある場面を観覧できるという。

公開は毎日16時30分まで。ただし、その日の様子によっては早く寝室に戻ってしまう場合もある。同園での飼育状況は、オスの「イコロ」、メスの「デア」の計2頭となる。