エンジャパンは28日、｢共感転職｣に関する調査結果を発表した。対象は同社サイト利用者811名。期間は2014年12月25日～1月29日。

転職活動、7割以上が｢企業と自分の価値観｣を面接で確認

30歳以上の方に、｢転職活動の際に企業と自身の価値観が合うか確認するのか｣を聞いたところ、全体では71％が｢している｣、29%が｢していない｣という結果となった。

｢転職活動の際に、企業とご自身の価値観が合うかを確認していますか?｣

また、転職活動で企業と実際に働く社員の価値観を確認する方法を質問。全体の最多は53%で｢面接官との話の中で｣だった。次いで｢企業HPを見に行く｣(14%)、｢クチコミサイトの評判を見る｣(13%)となった。

｢転職先企業と実際に働いている社員の方の価値観をどのように確認していますか?｣

年代別でみると、全世代では｢面接官との話の中で｣がトップに。2位以降は、30代では｢クチコミサイトの評判を見る｣(19%)、｢企業HPを見に行く｣(13%)と続いた。40代は同率で｢企業HPを見に行く｣｢クチコミサイトの評判を見る｣(13%)。50代は｢企業HPサイトを見に行く｣(18%)、｢実際に働いている社員と話す中で｣(15%)となった。

転職する時に重視する価値観、トップは｢社風・職場の雰囲気｣

転職先を選ぶ際に最も重視する価値観を聞いたところ、全体でみると｢重要｣(｢とても重要｣と｢まあ重要｣の合算)の最多は、｢社風・職場の雰囲気｣(93%)となった 。続いて｢一緒に働く人の価値観｣(83%)、｢企業理念｣(74%)。年代別でも同順となった。

｢転職先を選ぶ際、『社風・職場の雰囲気』の重要性はどれくらいですか?｣

｢転職先を選ぶ際、『一緒に働く人の価値観』の重要性はどれくらいですか?｣

｢転職先を選ぶ際、『企業理念』の重要性はどれくらいですか?｣

仕事において、同僚や上司と価値観の相違が原因で失敗したことがあるかを質問した。結果として、全体では53%が｢ある｣、47%が｢ない｣と回答した。

｢仕事において、同僚や上司と価値観の相違が原因で失敗したことはありますか｣

また｢失敗したことがある｣の回答者に、どうすればトラブルを未然に防げたかを質問。結果、全体では｢もっとお互いを理解するために、普段から会話をすればよかった｣が最多で26%だった。続いて｢入社前にもっと確認すればよかった｣(17%)、｢黙って聞き流していればよかった｣(10%)となった。