オウチーノ総研はこのほど、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の20~39歳の独身社会人を対象に実施した、「ペット」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は5月1日~7日にインターネットで行われ、有効回答数は694名。

ペットを飼っている独身社会人、26.4%

「あなたはペットを飼っていますか?もしくは、飼いたいと思いますか?」

はじめに、「あなたはペットを飼っていますか?もしくは、飼いたいと思いますか?」と質問したところ、「飼っている(26.4%)」、「今は飼っていないが、飼いたいと思っている(21.9%)」と回答した人は5割弱となり、独身社会人の2人に1人がペットを飼っているか興味を持っていることが分かった。

ペットに求めることは「癒し」

「ペットに求めること」

次に、ペットに何を求めるか聞いたところ、「癒し・ヒーリング(77.9%)」が断トツ1位となった。次いで「ぬくもり(48.1%)」、「話し相手・遊び相手(32.5%)」、「心の支え(31.9%)」と続き、ペットを"飼っている"ないし"飼いたい"と思っている独身社会人の約8割が、ペットに「癒し」を求めていた。

この結果を男女別に見ると、「癒し・ヒーリング」、「ぬくもり」などでは特に大きな差は見られなかったが、「生きがい」という回答については、男性が15.2%、女性31.0%と、男女間で2倍以上の差が明らかに。「女性の方が、ペットへの依存度が高いとも言える結果となった」と同調査では分析している。

ペットは「我が子」や「兄弟・姉妹」

「ペットはどんな存在ですか?」

続いて、「あなたにとってペットはどんな存在ですか? 飼いたいと思っている方は、どのような存在になると思いますか?」と尋ねたところ、"飼っている人"は、「我が子(31.1%)」や「兄弟・姉妹(31.1%)」が同率1位となり、続く3位は「友だち(21.9%)」だった。また、「その他(2.2%)」の中には、「相棒」や「置物」といった回答も見受けられた。

一方、"飼いたい人"は、「友だち(37.5%)」、「我が子(28.3%)」、「兄弟・姉妹(19.7%)」が上位となり、実際に飼ってみると、飼い主とペットの距離は想像以上に近いことが伺える結果となった。

9割超が、ペットは「仕事や生活のモチベーションになる」と回答

「ペットの存在は、仕事や生活のモチベーションになりますか?」

最後に、ペットの存在が仕事や生活のモチベーションになるか尋ねたところ、「とてもモチベーションになる(49.0%)」「まあまあモチベーションになる(41.8%)」と回答した人は、実に9割にのぼった。

「モチベーションになる」と回答した理由として、「通じ合うことができればものすごく癒しになるから」(38歳/女性)、「仕事終わりに自宅で癒やされるから」(25歳/男性)、「おいしいものを食べさせよう、健康的なものを食べさせようと意欲が湧くから」(30歳/女性)、「この子のために稼ごうと思うから」(36歳/女性)、「早く会いたいから仕事をテキパキこなせる」(36歳/男性)、「家に帰る楽しみが増えるから」といった理由が並んだ。