俳優の水谷豊、山田瑛瑠、橋本一監督が5日、東京・新宿バルト9で行われた、映画『王妃の館』のプレミアム舞台あいさつに出席した。
本作は、浅田次郎の同名小説を実写化した群像劇コメディー。仏パリの一流ホテルに宿泊する豪華ツアーに参加した、売れっ子小説家の北白川右京(水谷)。ワケありなツアー客たちの人間模様が錯綜する中、右京は新作を書き上げていく――というストーリーで、映画は全国公開中。
主演の水谷は、劇中で見せた奇抜なファッションにおかっぱ頭で登場し、「久しぶりに着たけど、普段の自分とは違う何かがありますね」とニヤリ。『相棒』シリーズで演じている杉下右京とは、全くタイプが異なる"右京スタイル"は自ら考案したそうで、「浅田さんも『小説家であんまり普通の人はいないから、あれはあれでありです』と言って下さった」とお墨付きをもらったことを明かしつつ、「あちらも右京、こちらも右京(笑)。両方の右京を楽しんでいただけたかな?」とアピールした。
一方、劇中劇でルイ14世の息子プティ・ルイを演じた山田は、「橋本監督って良い人なんだな~って思った。僕を選んでくれてありがとうございます!」と元気なあいさつで笑いを誘い、「水谷さんもすごく優しかった。会うたびに、2人で蝋人形のマネをしてました」とエピソードを披露。また、"こどもの日"にちなんで、招待された子どもたちにキャンディをプレゼントした水谷は、「子どもの笑顔って良いですね~。家族で見る映画を作ろうという目標があったので、子どもたちが楽しんでくれたら」と満足げに微笑んでいた。