日産自動車は20日、中国・上海で開催される「第16回上海モーターショー」にて、中国の若者向けに開発したセダン「ラニア」と高級SUV「ムラーノ ハイブリッド」の新型2車種を世界初公開すると同時に、NISMOブランドから「GT-R NISMO」「370Z NISMO」の2車種を中国初披露したと発表した。

日産「ラニア」

「ラニア」は中国の若者世代が求める斬新で際立ったパーソナリティを表現したモデル。同車のデザインは、北京におけるデザインセンター「日産デザインチャイナ」の若手中国人デザイナーが中心となって開発を行うと同時に、日本の日産グローバルデザインセンターの経験と能力を活用して完成させている。

スマートフォンと接続可能なオーディオシステムや、7インチのマルチメディアディスプレイスクリーンなど、互いに連動するインフォテインメントテクノロジーを搭載したほか、安全面では「セーフティ・シールド」にもとづく技術を搭載し、中型セダンセグメントにおいて競争力の高い燃費を実現している。「ラニア」は中国で今秋発売予定。

「ムラーノ ハイブリッド」は、快適な乗り心地とラグジュアリーさが好評を博しているフラッグシップSUV。エネルギーあふれるスタイリングと大胆でエキサイティングな外観デザインに加え、高級感があり、刺激的で広々としたインテリアを特徴としている。

搭載するパワートレインは、新型スーパーチャージャー付きQR25DERエンジンと、小型リチウムイオン(Li-ion)にバッテリーを組み合わせた電動モーターから構成され、V6-3.5リッターエンジンと同等の力強い走行性能と、2.0リッターエンジン並みの燃費を実現した。新型「ムラーノ ハイブリッド」は中国で今夏発売を予定している。

なお、今回中国で初披露された「GT-R NISMO」「370Z NISMO」に関しても、中国ユーザー向けの受注が開始されるとのこと。