毎回1組のアーティストを特集する深夜の音楽ドキュメンタリー番組『ライナーノーツ』の第2弾が、11日深夜(1:40~2:40)にフジテレビで放送。東京スカパラダイスオーケストラが登場する。
同番組は、著名人のファンや盟友が番組を通じてアーティストと会話し、その楽曲や人柄に触れていくインタビュードキュメンタリー形式で進行。昨年12月の第1弾はサカナクションを迎えて放送し、"アーティストが歌わない"新たな音楽番組としてのジャンルを目指している。
今回の放送では、10人のスカパラファン・盟友の著名人へのインタビューを中心に構成。俳優の永瀬正敏・竹中直人、タレントのYOU・大久保佳代子、演出家の松尾スズキ、ミュージシャンの斉藤和義・中村達也・安藤裕子・浜野謙太、音楽ジャーナリストの鹿野淳が登場し、そのインタビューにスカパラが応える形で、アーティストとしての考え方を披露する。
なぜ、音楽を作りはじめたのか? どうやって今の音楽が誕生したのか? あの歌詞に秘められた思いは? 幾度かのメンバー脱退やオリジナルメンバー2人との死別を経ても、スカパラが休むことなく走り続ける理由は? メンバーを突き動かすものとは? これから、どんな思いで音楽を作っていくのか?――など、他者の目線から見つめることで、彼らの"言葉の世界"、そしてスカパラの"音の世界"に迫っていく。
このほか、過去のミュージックビデオやライブ映像などの貴重映像も番組の見どころ。東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦が「バンドマンとその音楽にはバックグラウンドがあり、かかわってきた人たちとそのドラマがあります。双方向でのコミュニケーションが音楽をリアルにし、説得力を生んでいくのだと、この番組を通して再認識しました」と語るように、スカパラの"音楽"と"人"が、深く掘り下げられる内容になっている。