厚生労働省は23日、「平成26年度 はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」の受賞企業を発表した。

「平成26年度 はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」を受賞したリバー・ゼメックス(長野県岡谷市)

要件を満たした企業から選出

母子家庭や父子家庭では、子育てと就業の両立が難しいなどの理由から、母親や父親の就業が困難な状況にある。同省は「自立のためには特に就業支援が重要である」と考え、働く母子家庭・父子家庭を積極的に支援している企業・団体の表彰を2006年度から実施している。

受賞企業は「ひとり親家庭の親の就業促進について理解があること」「ひとり親家庭の親が継続的に就業可能となっているなど、職場環境が良好であること」「ひとり親家庭の親を相当数雇用していること」などの要件を満たした企業の中から選出される。

本年度「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」を受賞したのは、リバー・ゼメックス(長野県岡谷市)。

同社は、「母子家庭の母か否かにかかわらず、社員はすべて正社員として採用」「子が小さいうちは休暇の取得、短時間勤務を積極的に承認」などの取り組みを実施中。全従業員に占める母子家庭の母の割合は20.0%、母子家庭の母の平均勤続年数は6年6カ月。