イオンは23日、2015年2月期(2014年3月1日~2015年2月28日)の連結業績予想を下方修正し、最終利益は従来の480億円から350億円(前期比23.2%減)となる見通しだと発表した。
売上高に当たる営業収益は従来の7兆円(前期比9.5%増)に据え置いたものの、営業利益は従来の2,000億~2,100億円から1,400億円(同18.3%減)に、経常利益は従来の2,000億~2,100億円から1,500億円(同15.2%減)に、それぞれ下方修正した。
GMS(総合スーパー)事業では、イオンリテールが消費増税後の価格政策や夏場の天候要因などの影響により、衣料品や食品を中心に売上高・粗利益高が計画に届かず、営業黒字を確保したものの減益となる見通し。また、当期より通期で連結となったダイエーにおいても、売上高・粗利益高がともに計画を下回り、GMS事業の営業利益は当初の計画を割り込む見込みとなった。
SM(スーパーマーケット)・DS(ディスカウント)・小型店事業についても、厳しい消費環境と業態を超えた競争の激化などにより、事業全体では営業利益が計画を下回る見通しという。