京都水族館は6日から8日に開催された「京都 東山花灯路 2015」において、移動水族館「京都水族館クラゲSTUDIO」を出展した。

移動水族館「京都水族館クラゲSTUDIO」

クラゲと文化財とのコラボレーション

同イベントは、2003年に、京都の夜の新たな風物詩になることを目指して「灯り」をテーマにスタート。東山地域の寺社や、町並みに置かれた露地行灯などの「灯り」や、いけばな作品の「花」を楽しむことができる。

「京都水族館クラゲSTUDIO」は、普段飼育スタッフが水族館で仕事をしている風景をそのまま切り取ったような空間を再現。京都の海にすむさまざまな「クラゲ」の展示を通して、いきものの多様性や魅力を発信する移動水族館となる。

ライトアップで美しく彩られるクラゲ

鷲峰山高台寺の敷地内に設置された展示水槽は、幅・高さ・奥行きが各45cmの大型水槽が2個と、幅・高さが各35cmで奥行き15cmの小型水槽が6個。ブルーやオレンジの光にライトアップされたクラゲが水中を漂う姿を披露した。

飼育スタッフによる解説の様子

展示されたクラゲは、ミズクラゲ、エボシクラゲ、ヤクチクラゲ、コブエイレネクラゲ、アカクラゲからなる5種類、約120点となった。

飼育スタッフによる、水槽清掃のための「クラゲの取り出し」も再現