JR西日本は今春、広島エリアに新型車両227系を投入する。このほど227系の車両愛称名が「Red Wing(レッドウィング)」に決定し、ロゴマークも公開された。

新型車両227系の車両愛称名が「Red Wing」に決定(画像はJR西日本提供)

新型車両227系は、115系の置換えとして、広島エリアでデビューする直流近郊形電車。ステンレス車体で、外観・車内ともに広島らしさを象徴する赤を基調としたデザインとなった。今年度は43両、2018年度までに計276両(3両編成64本、2両編成42本)を投入する計画とされ、3月14日のダイヤ改正以降、呉線の快速「安芸路ライナー」を中心に、山陽本線・呉線での運行を予定している。

車両愛称名は227系が次世代の広島近郊の公共輸送を支える役割を担い、将来にわたって愛着のある車両となることをめざし、導入されることに。同車両では北陸本線で活躍する521系に続き、先頭部両側に編成間転落防止ホロが設置される。このホロに赤色が採用され、翼を広げたような形状に見えることから、「未来へ羽ばたく赤い翼」を意味する「Red Wing」が車両愛称名に決まったという。

ロゴマークも公開され、同車両の編成間転落防止ホロや車体前面・側面に貼付される。「広島シティネットワークを駆け抜ける新型車両が、『Red Wing』の愛称とともに、広く沿線のお客様に親しんでいただけることを願っています」とJR西日本は発表している。