ホットリンクと普千(中国・上海)は2日、春節期間中(2015年2月18~24日)に訪日中国人が日本で行った買い物について、「新浪ウェイボー」などソーシャルメディアの書き込みを分析した結果を発表した。
訪日中国人の春節期間の旅行者数は45万人、消費額は約60億元(約1,140億円)に上る。また、今回は中国人が日本に押し寄せて大量に買い物するいわゆる「爆買い」現象が、日本や中国のメディアで高い注目を集めた。
中国人旅行者が春節中に日本で何を買ったか調べたところ、「医薬品」が圧倒的に多く3,982件。日本の医薬品は安全・安心で値段も安いほか、中国のソーシャルメディアで「日本で買うべき神薬12選」などのトピックスが話題となっていることも、医薬品人気の要因の一つといえると分析している。
以下、2位は「化粧品」の2,237件、3位は「温水洗浄便座」の812件、4位は「生活雑貨」の712件、5位は「炊飯器」の697件と続いた。このほか、今回は「工芸品」「貴金属」「絵画」など、富裕層が資産として購入しているとみられる商品が目立った。
書き込みでは、「便秘薬だけで何種類あるんだ?目移りして選べないよ」「便座が温かいのは素晴らしい、うちは両親が高齢だから、冬の便座は本当に危ないし」「待ちきれなくてホテルで炊いた、日本の炊飯器、日本の米、日本の水、別次元の美味!」などのコメントが見られた。