インターワイヤードはこのほど、花粉症に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は1月20日~23日、同社運営のネットリサーチサイト「DIMSDRIV(ディムスドライブ)」のモニター4,626人を対象にインターネット上で実施したもの。
「あなたの花粉症歴を教えてください」 |
まず花粉症歴を質問したところ、現在花粉症の人は39.2%いることがわかった。一方で「花粉症になったことがない」人は55.2%、「以前は花粉症だったが今は治った」人は5.6%を占めている。
現在花粉症である人の花粉症歴は「20年以上」が最も多く、14.7%。「1年未満(この1年に発症した)」人は1.4%にとどまった。
また、男女ともに40代が最も多く、40代男性は44.9%、女性は43.1%となっている。また、50代以上は、年代が上がるほど割合が低い傾向が見られた。70代以上では、男女ともに2割前後しかいないことがわかる。また、50・60代以外では、どの年代も女性よりも男性の方が花粉症である人の割合が少し高くなっている。
「地域別 現在花粉症である人の割合」 |
地域別に見ると、最も花粉症率が高いのは「甲信越」(49.7%)と判明した。以降、「関東」(43.7%)、「東海」(41.9%)、「東北」(38.2%)が続いている。一方で「北海道」は他の地域に比べてかなり低く、18.7%にとどまった。
「あなたの花粉症は、どの植物が原因ですか(原因だと思われますか)」(複数回答) |
「どの植物が原因か」との質問には、「スギ」が圧倒的に多く、69.5%を占めた。「ヒノキ」は24.6%、「ブタクサ」は21.6%、「イネ科植物」は14.9%となっている。一方で、「どの植物が原因か分からない」と回答した人も23.4%いることがわかった。
地域別では、東北以南の地域は「スギ」が最も多く、「関東」では74.6%にのぼっている。これに対し「ヒノキ」は、「東海」「近畿」「九州・沖縄」では3割を超えるものの、「関東」では21.3%と低い傾向が見られた。
また「北海道」では、46.2%が「シラカバ」と回答。「スギ」は33.3%にとどまり、「ヒノキ」は5.1%と非常に低い結果となっている。
「花粉症で特につらい症状はなんですか?」(複数回答) |
続いて、現在花粉症の人に「特につらいと感じている症状」を聞くと、「鼻水が止まらない」が最も多く、72.9%を占めた。以下には、「眼がかゆい」(66.8%)、「くしゃみが止まらない」(51.0%)、「鼻がかゆい」(46.2%)が続いている。
花粉症によって「生活において困ること」についての自由回答では、「コンタクトレンズが使えない」「マスクで化粧がボロボロ」「運転中のくしゃみで一瞬目をつぶってしまう」などが寄せられた。
また「仕事において困ること」の自由回答では、「集中力が落ちる」が最多となった。そのほか、「会議中に眠い」「調理などの衛生的作業のため、顔を触れない」などがあがっている。一方で、「風邪なのか、花粉症なのかわからない」という意見も見られた。
「花粉症によるくしゃみを、何連発までしたことがありますか?」(数字記入) |
最後に「花粉症によるくしゃみ連発の最高記録」について質問。その結果、「5連発」した人が29.9%、「3連発」した人が22.6%と上位にあがっている。さらに「10連発」した人は14.9%と1割を超え、「20連発以上」を経験した人も4.5%いることが判明した。
また、回答者の平均は「6.57連発」。これについて、2005年に行った同様の質問でも平均は「6連発」となり、10年前とほぼ変わらないことがうかがえる。