福井鉄道は18日から、超低床型車両F1000形の第2編成を運行開始する。これにともない、200形車両モハ201号車は廃車となる。

福井鉄道F1000形第2編成

廃車となった200形車両モハ201号車

福井鉄道F1000形は、鉄道線と軌道線(路面電車)に分かれる福井鉄道福武線での使用を考慮して新造されたオリジナル車両で、第1編成は2013年3月31日に運行開始。3車体3台車、全長27mの低床式電車で、国内の低床式車両では最大となる車体幅(2.6m)を採用した。次世代型路面電車(LRV)として国内最大の乗車定員であることや、バリアフリーに対応した車内設備、全低床式構造などが評価され、2014年ローレル賞を受賞している。

投票で外観カラーデザインを決めた第1編成はオレンジ色を基調とした外観だったが、今回導入する第2編成は福井の海と空をイメージしたさわやかなブルーを基調色に採用。車体下部のシルバーラインは第1編成から継承し、爽快感を表現する。2月18日の越前武生駅10時27分発田原町行から営業運転を開始するとのこと。

廃車となった200形車両モハ201号車は、1960(昭和35)年に福武線の輸送改善を目的に製造された。低床型車両導入後もラッシュ時を中心に運行していたが、製造から50年以上を経て車体や機器の老朽化が著しくなったことから役目を終え、廃車・解体されたとのこと。