日本銀行は25日、2014年11月の企業向けサービス価格指数(速報、2010年平均=100)を発表した。それによると、広告や運輸など企業間で取引する価格水準を示す企業向けサービス価格指数は前年同月比3.6%上昇の102.9となり、17カ月連続で上昇した。

上げ幅は比較可能な2001年1月以降で最も高い伸びとなった前月と同じ。前月比では0.4%上昇した。

企業向けサービス価格指数(出典:日本銀行Webサイト)

消費税を除いたベースでは前年同月比0.9%上昇の100.2と、17カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から横ばい。前月比では0.4%上昇した。

為替相場や海外景気の影響を受けにくい総平均(国際運輸を除く)は前年同月比3.6%上昇の102.7と、14カ月連続で上昇した。上げ幅は前月から横ばい。前月比では0.3%上昇した。

企業向けサービス価格指数を業種別に見ると、運輸・郵便は前年同月比で4.0%上昇し、寄与度も前月比で0.04ポイント上昇。リース・レンタルは前年同月比で5.1%上昇し、寄与度も前月比で0.03ポイント上昇した。

一方、広告は前年同月比で2.9%上昇したものの、寄与度は前月比で0.09ポイント低下した。このうち、インターネット広告は前年同月比2.4%低下、寄与度も前月比0.03ポイント低下となった。