ヴォーカーズは18日、「女性が『キャリア成長感』を得られる会社ランキング」の結果を発表した。調査対象期間は、2007年7月~2014年11月。
2位以下にはP&Gやサントリーなどがランクイン
同ランキングは、社員・元社員の女性から投稿されたレポート回答2万1,170件から、「キャリア成長感」を表す「20代の成長環境」「人材の長期育成」「人事評価の適正感」「待遇面の満足度」の4項目に関するデータを分析したもの。
ランキング1位は、グローバルに展開する大手製薬会社「日本ベーリンガーインゲルハイム」。社員・元社員の女性からは、「何よりも社員の理解がとてもある環境であったと思います」「男女の差別なく、能力があればどんどん出世ができる環境が整っている」「女性はやる気があれば飛び級で所長にもなることもある」「むしろ、女性の方がチャンスを十分に生かしきれていないと感じる」などのコメントがよせられた。
2位は日用品メーカー大手、「プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン」(P&G)。コメントとしては、「男女の構成比はほぼ半分ずつであり、管理職女性も多く、男性と女性が同じ様に働くことが当たり前の文化」「子供がいても手加減はないので、仕事をこなすために持ち帰り、子供たちが寝てから再度自宅で仕事に戻ること、夜のカンファレンスコール等しんどいことは確かです」「前職の3 倍以上のスピードで成長している。英語であれば世界中のどこへ行ってもそれなりに仕事ができるだろうという自信がついた」などが多かったという。
3位は国際会議・医学会・コンベンション・イベント・展示会等のプロデュースを行う「コンベンションリンケージ」。「実際に要職に女性の占める割合は高かったです。何と言っても、社長、執行役員と女性だったので」「女性の育児休暇を取っている人は100%らしいです。また退職後再入社の人が多いのには驚かされます」「急成長会社で中途採用も多く、年齢、性別は関係ないようです。努力すれば同年代よりは収入はかなり上を得られると思います」などの口コミが集まった。
4位以下には「三井物産」「サントリー」「旭化成ホームズ」などがランクインした。