三井製糖は天然糖質「パラチノース」を配合する商品を、「SPORTEC2014」にてアピールした

三井製糖は、12月4日~6日に開催された「SPORTEC2014」(東京ビッグサイト)に出展し、自社製品である「パラチノース」の説明や糖質摂取の重要性をPRするブースを展開した。

「パラチノース」は、蜂蜜の中に微量に含まれる天然の糖質。エネルギーは砂糖と同じ1gあたり4kcalだが、小腸での分解速度が砂糖に比べて約5倍遅く、ゆっくり消化吸収される。そのため、摂取後の血糖値の上昇が緩やかで、持続的に糖質を供給できることが特長だ。

ブースでは、さまざまなパラチノース配合アイテムを同社は展示。パラチノースは、持続的にエネルギーが供給できて腹もち感も長いため、「スポーツようかんプラス」(井村屋)や栄養調整食品「スローバー」(ブルボン)などの食品にも取り入れられている。同社が販売するパラチノース配合の甘味料「スローカロリーシュガー」なども展示された。

また、プロテインを補給できる「ミールリプレイスメントプロテイン(ミルクショコラ味)」(江崎グリコ)、「HALEO CHASE」(ボディプラスインターナショナル)、「パーフェクト・スムージー・プロテイン」(ボディフィット)にも配合されている。

その他、パラチノース配合のドリンクとして、「ゲータレードラン」(サントリー食品インターナショナル)、飲むヨーグルト「ミルミル」(ヤクルト本社)、「クエン酸ドリンク」(健康体力研究所)もアピールした。

同社は、「砂糖は食品のおいしさや物性の面で日本の食文化を彩ってきた重要な食品素材。糖質を悪者とする『糖質絶対悪』の考え方や、ローカロリーやノンカロリー食品を善とする『エネルギー絶対悪』の考え方ではなく、バランスを取りながら各食品素材の良さを活用し、その上で健康になれることが理想的な食の状態であると考えている」と話している。

さらに、パラチノースを利用した研究を行うとともに、「スローカロリー」(糖質の小腸での消化吸収速度がゆっくりであることを意味する造語)の考え方を食に活用することで、「『元気で太りにくい健康な体を創る』を目標に啓発活動を行っていく」としている。