エクスペディアジャパンは8月~9月にかけて、世界25カ国の18歳以上の有職者男女を対象に、有給休暇の国際比較調査を実施した。有効サンプル数は、7,855名。

有給休暇を何日間支給されますか?また、何日間消化しますか?

ブラジル、フランス、スペインの有給消化率は100%

同調査は毎年行っているもので、今回は25カ国(※)を対象に実施した。日本は、今年は去年と比べ、全体的に増加傾向にある。支給日数は、日本は2日多い20日、世界平均は5日多い25日、消化日数は、日本は3日多い10日、世界平均は5日多い20日だった。

有休休暇の消化率を調査したところ、ブラジル、フランス、スペイン、オーストリアの消化率は100%だった。アメリカは74%、日本は50%、韓国は48%で、今年、日本は7年連続の消化率ワースト1から脱却した。また同時に有休消化日数も10日と最下位より3日多くなっている。

有休を取る際に罪悪感があるかという質問に対し、最も同意率が高かったのは日本人で、26%が「はい」と回答した。一方で、メキシコとスペインで日本の3倍の77%が全く罪悪感を持たないと回答しており、日本人の国民性が顕著に出る結果となった。

有休を取るときに罪悪感を感じますか?

また、たとえ休暇を取ったとしても旅行中に仕事のことが頭から離れないと回答したのも日本人が最多で、平均5.6%を大幅に上回った。

※対象国……日本、インド、アラブ首長国連邦、オーストラリア、韓国、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、ニュージーランド、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイルランド、オランダ