ポルシェ ジャパンは8日、新型「カイエン」「カイエン GTS」の予約受注を全国のポルシェ正規販売店で開始する。「カイエン GTS」は現行のV8エンジンよりパワフルで燃費性能も向上したV6エンジンが搭載される。
「カイエン GTS」では、新たに3.6リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載。「カイエン S」のパワーユニットをパフォーマンス重視で最適化したもので、燃料消費量を低減させながら、より高い性能を発揮する。V型8気筒エンジンを搭載した先代モデルと比べ、最高出力は20PS高い440PS、燃料消費量は100kmあたり0.9リットル低減された。
サスペンションはポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)が標準装備され、車高は「カイエン S」より24mm低く設定されている。ブレーキは、「カイエン ターボ」から流用されたフロント390mm、リア358mmの強力なシステムで、キャリパーはレッドに塗装されている。
ベースモデルである「カイエン」はこれまで同様、3.6リットルV型6気筒自然吸気エンジンを搭載。コースティング機能やオートスタート / ストップ機能、サーマルマネージメントシステムといった全般的な効率化対策により、燃料消費量は先代モデルよりも0.7リットル/100km低減され、9.2リットル/100kmとなった。
新型「カイエン」「カイエン GTS」は、ロサンゼルスモーターショーにて11月19日にワールドプレミアを果たす予定だ。価格は、「カイエン GTS」が1,389万2,727円、「カイエン」が859万909円(ともに税込)となっている。