人材サービスのVSNは22日、「管理職者の意識調査」の結果を発表した。同調査は6日~8日の期間、全国20~50代の管理職の男女各300名、計600名を対象に実施したもの。
管理職の悩みは「上司が課題を押し付けてくる」
部下を持つ「管理職」であるビジネスパーソンに、「管理職者として、最も重視していること」を聞いたところ、「コミュニケーションの向上」(36.8%)、「ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)の徹底化」(33.7%)が上位となった。
男女別に見ると、男性は「コスト削減」「生産性の向上」を重視し、女性は「ホスピタリティの向上」「労働時間の短縮」を重視する傾向にある。
「管理職者の悩み」については、「上司やトップが身勝手な課題を押し付けてくる」「強いリーダーシップがとれない」「部下のモチベーションを上げられない」が上位になった。男女別で見ると、女性では「一番の問題点を相手に対してなかなか注意できない」という悩みが3位となった。
「管理職になるために身に付けておいた方が良いと思うスキル」は男女ともに約半数が「決断力」と回答している。他には「細かい気配りと配慮」「しっかりと『当たり前』のことをする」などがあげられた。
「管理職として、自分の部下に勧めたいスポーツ」では、男女ともに「マラソン」がトップ。50代の男性管理職者は「ゴルフ」との回答が最も高く、女性は「登山」が上位となった。