WHO(世界保健機関)のデータによれば、世界で毎年600万人近い人々が、喫煙が原因で死亡しているそうです。この数字、けっこう驚きですよね。つまり禁煙という取り組みは、日本のみならず世界的に重要な課題だということです。
各国が様々な方法で禁煙を啓発しているのですが、中でも映像を活用した禁煙コマーシャルはユニークなものからショッキングなものまで様々な切り口で展開されています。映像は、時に言葉を超えて様々な人たちの心に刺さるもの。しかも我々にも身近な「禁煙」というテーマだからこそ、すんなりと腑に落ちるものも多いのです。
そこで今回は、世界各国の「禁煙」啓発コマーシャルを集めてみました。
少年の表情がカワイイ禁煙CM
こちらは、フィンランドの非営利団体「Cancer Society of Finland」が制作したテレビCM。男の子が学校での授業中、帰宅中など、様々な場面で「息を止める練習」をしています。その理由は…?という内容なのですが、まず男の子の表情がとてもカワイイですね。最後に掲示されるメッセージがとても心に響きます。
なんで息を止める練習をしているの? youtube |
以前喫煙者だった女性が教えてくれること
続いては、アメリカの疾病対策予防センターがyoutube上で公開しているCMです。「私はかつて喫煙者でした」というメッセージと共に、若くて綺麗な女性が登場します。しかし女性は数十年間、煙草を吸い続けていたため……。これは本当に怖いCMです。「もしかしたら自分も……」と思う人も多いのでは?
衝撃的な内容なので閲覧には十分ご注意ください。 youtube |
レールを伸ばすのはあなたです
次は日本のCM。特定非営利活動法人 日本禁煙学会が主催した「第5回 タバコは健康を損なう:動画CMコンテスト」で第一位を受賞した作品です。映像は、汽車の中の男性が煙草を吸うべきか、吸わないべきか、迷うところから始まります。正直、このラストシーンはイラストとのギャップもあって衝撃を受けました……。
なんで息を止める練習をしているの? youtube |
今度はあなた自身を心配して
最後にご紹介したいのはタイ保健振興財団が作成した”ドッキリ”CMです。喫煙所で煙草を吸う大人たちに、小さな子供が「煙草を吸いたいから火をかして」と声をかけます。大人たちは当然困惑して、子供に「体に悪いから止めなよ」と声をかけるのですが……。ドキュメンタリータッチも相まって、引きこまれてしまいますね。
子どもたちから声を掛けられた大人達の反応は? youtube |
いかがだったでしょうか。世界中では、色々な「禁煙」啓発CMが作られているんですね。もしあなたの大切な人が煙草を吸っていたら、何気なくこの動画を見せてあげてもいいかもしれません。あなたの心に響いたのはどれでしたか?