文藝春秋から完全オリジナルの電子書籍『終着駅紀行 東日本編』『終着駅紀行 西日本編』の2冊が発売された。北海道から沖縄まで全国の終着駅を実際に訪ね、写真と紀行文でその情景を紹介する電子書籍だ。
著者は、「オール讀物」で「日本全国写真紀行 さよなら鉄道」を不定期連載中のカメラマン、大倉乾吾氏。『東日本編』では、雪に埋まった夕張駅、名物のかにめしが食欲を刺激する稚内駅、都会にありながらオアシスのような存在とされる海芝浦駅など、北海道から長野県までの全43駅を収録。『西日本編』では、ホームに桜が舞う鞍馬駅、『ゲゲゲの鬼太郎』のラッピング車両が走る境港駅、重要文化財に指定されている門司港駅など、富山県から沖縄県まで全54駅の四季折々の姿を収録した。
Kindleストア、楽天kobo、iBookstoreなどの電子書店および電子書籍を販売している主要書店にて販売する。価格は、『東日本編』『西日本編』ともに500円。著者の大倉乾吾氏は発売にあたり、「鉄道の持つ魅力だけでなく、駅を中心とした日本の美しい風景や、そこで暮らす人たちの生活感のようなものが伝えられたらと思っています。この本を読んで、その場所に行ってみたいと思ってもらえたらうれしいです」とコメントを寄せている。