日産自動車は10日、コンパクトカー「ノート」をマイナーチェンジするとともに、NISMOシリーズ第5弾となる「ノート NISMO」を追加し、全国一斉に発売すると発表した。

日産「ノート NISMO S」

「ノート NISMO」は、「ジューク NISMO」「マーチ NISMO」「フェアレディZ NISMO」「NISSAN GT-R NISMO」に続く、NISMOシリーズ第5弾となるモデル。幅広い層に対応するため、1.2リットルDOHC水冷直列3気筒の「HR12DDRエンジン」とエクストロニックCVTを組み合わせた「ノート NISMO」と、1.6リットルDOHC水冷直列4気筒の「HR16DEエンジン」と5速マニュアルトランスミッションを組み合わせた「ノート NISMO S」の2グレードを設定している。

どちらのグレードも、NISMOがモータースポーツ活動で培ってきた技術を投入し、パワートレイン・車体・タイヤ・サスペンション・空力などをトータルで最適チューニングすることで、バランスの良い優れた運動性能を実現。完成車メーカーのファクトリーチューンならではの強化したボディ剛性とスムーズなエンジンパフォーマンスが、心地よいドライビングを提供するとのこと。

エクステリアには、NISMO専用エンブレムに加えて、専用のフロントグリル・フロントバンパー・サイドシルプロテクター・リヤバンパー・ルーフスポイラー・NISMO専用レッドの電動格納式リモコンカラードドアミラーを装備した。価格は、「ノート NISMO」が195万2,640円、「ノート NISMO S」が224万4,240円(いずれも税込)。

日産「ノート X DIG-S Vセレクション+Safety」

コンパクトカー「ノート」もマイナーチェンジされた。フロントグリル(「MEDALIST」グレードは除く)とステアリングのデザインを変更して質感を高めたほか、ボディカラーの「オーロラモーヴ(RP)」を廃止し、「インペリアルアンバー(P)」を追加して、全10色のバリエーションとした。

グレード体系の見直しも行われ、エントリーグレード「S」を廃止するとともに、「X」「X DIG-S」「X FOUR」「エアロスタイル」をベースに、特別仕様車「Vセレクション+Safety」を新たに設定している。

装備面では、全車に横滑りを軽減する「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」と「サイドターンランプ付ドアミラー」を標準装備としたほか、「LEDヘッドランプ」を「MEDALIST」グレードに標準設定、「S DIG-S」を除くグレードにオプション設定している。「MEDALIST」のみのオプションであった「15インチアルミホイール」を全グレードでオプション装着可能とし、「S DIG-S」を除くすべてのグレードに「オートライトシステム」を設定した。

「ノート」の価格は139万2,120~189万1,080円、「ノート エアロスタイル」の価格は154万3,320~179万1,720円(いずれも税込)となっている。

なお、日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンも、「ノート」のマイナーチェンジに合わせて、カスタムカー「ライダー」「アクシス」、ライフケアビークル「アンシャンテ」をマイナーチェンジし、10日に発売。新たに「アシストグリップ付車」も設定して発売することを発表している。

日産「ノート NISMO」外観・内装イメージ

日産「ノート」外観・内装イメージ