フォルクスワーゲン グループ ジャパンはこのほど、新型「ポロ」の最上級モデルとなる「ポロ ブルーGT」を発表した。最高出力150PSのハイパワーと気筒休止システムなどによる高い燃費性能を両立した。

フォルクスワーゲン「ポロ ブルーGT」

同モデルは、前モデルにも搭載していた「ブルーモーションテクノロジー」と、無負荷運転時に4気筒のうち2気筒を休止するACT(アクティブシリンダーマネジメント)を採用した 1.4リットルの4気筒ターボエンジンを搭載。最高出力は10PS向上して150PSとなった。

ACTは一定条件下で走行する際、ドライバーがアクセルペダルから足を離すと、自動的に2番・3番シリンダーの作動を休止して、経済的なエンジン制御を行いながら走行できる。同時に、ピックアップの良い小径ターボタービンによって、GTカーらしいダイナミックなパワーを提供する。7速のDSGトランスミッションもこのパワーと燃費の両立に貢献し、JC08モード燃費は21.5km/リットルを達成した。

エクステリアは空力特性に優れた専用のフロントおよびリヤバンパーを採用。標準仕様に比べて15mmローダウンする専用スポーツサスペンションと、17インチ ダブルスポーク アルミホイールを装着している。

安全装備も充実しており、前モデル同様にプリクラッシュブレーキシステムの「フロントアシストプラス」を標準装備した。ミリ波レーダーで前方車両を検知しながら、全速度域で先行車両との衝突の危険を警報音や警告灯でドライバーに知らせるとともに、衝突時のショックを軽減、あるいは回避する。時速30km未満では、「シティエマージェンシーブレーキ」による自動ブレーキも作動する。

「ポロ ブルーGT」の価格は283万5,000円(税込)。10月11~13日の3日間、全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーでデビューフェアが開催される。